「国語世論調査」で報告された日本語の変容を加えておきます。 ◯声をあららげる、が、あらげる <大きな声を出すことを意味する「声を荒らげる」を「あらげる」と読む人は79.7%で、本来の読み方「あららげる」(12.2%)を大きく上回った。> ◯「姑息」「割愛する」の意味<「姑息(こそく)」を「ひきょうな」の意味で使う人が、73.9%に上り、本来の意味のしばらくの間、息をついて休むところから「一時しのぎ」と答えたのは、17.4%だった。 「割愛する」は、65.3%が「不必要なものを切り捨てる」と捉え、愛着の気持ちを断ち切る仏教語に由来する「惜しいと思うものを手放す」という意味が薄れている。> <「す…