アントニー・バークリー・コックス(Anthony Berkeley Cox, 1893年7月5日 - 1971年3月9日) イギリスの推理作家。「アントニー・バークリー」の他、本名であるA・B・コックス、先祖の名からとったフランシス・アイルズ(Francis Iles)、別邸の名からとったA・モンマス・プラッツ(A. Monmouth Platts)、「?」といった名義も用いた。革新的な作風で、『毒入りチョコレート事件』『試行錯誤』といった作品で知られる。
おはようございます。本日の読書レビューは、アントニー・バークリーが1929年に発表した探偵小説『毒入りチョコレート事件』です。バークリーは、イギリスの作家で、別のペンネーム、フランシス・アイルズ名義でも、いくつかのミステリー小説を残しています。本業は、ロンドンで不動産屋をしていたという実業家なのですが、私生活は公表されていません。77歳で亡くなるまで、大変、裕福に暮らしていたようです。 主人公は名探偵ロジャー・シュリンガム 毒入りチョコレート事件の概要 参加者6名が推理して犯人探しがスタート ベンディクス氏は資産家ではなかった? 6人の中に正解者はいるのか? 多くのミステリー作家も支持する名作…
あまりにトリビアルなネタ。古い探偵小説の重度のマニアしか喜ばないはず! 藤原編集室のWebサイト『本棚の中の骸骨』の投稿コーナー「書斎の死体」に掲載されている真田啓介さんの「The Avenging Chance の謎」(2013年5月改訂版)、これが本当に素晴らしいエッセイで、私は初めて中篇の存在を知り、真田さんの分析力に舌を巻いたのものです。それからずっと短篇小説The Avenging Chanceの「初出の謎」にぼんやりとした興味を抱いていたのですが、この度めでたく決着がつきそうな「事実」を見つけたのです!(まだ最終チェックはしてないのですが、海外から本が届くまでのお楽しみです…) き…
12月1日読書 幽玄F 佐藤究 (河出書房新社) 80p〜133p ナイトランド・クォータリーvol.22 銀幕の怪異、闇夜の歌聲 (アトリエサード) 111p〜118p 2日購入 殊能将之 未発表短篇集 殊能将之 (講談社文庫) 帰還セズ 吉村昭 (文春文庫) 読書 幽玄F 佐藤究 (河出書房新社) 134p〜181p ナイトランド・クォータリーvol.22 銀幕の怪異、闇夜の歌聲 (アトリエサード) 119p〜146p チンギス紀 八 杳冥 北方謙三 (集英社) 37p〜75p 本屋で立ち読み 3日読書 幽玄F 佐藤究 (河出書房新社) 183p〜287p 4日読書 幽玄F 佐藤究 (河出…
【 ちょこっと一休み 】 毎日の仕事やストレスでカチコチに凝り固まった心を ちょこっとだけ一休みさせたい・・・ そんな時には 「本」「音楽」「映画」「芸術」!! この4つの楽しいジャンルが私に〈癒し〉を与えてくれます! てなことで! 自分自身の心に〈柔軟剤〉を投入!! 大好きなコトを徒然に語って ちょこっと「癒しの時間」を過ごしたいと思います。 【 好きな作家さん:海外 】 因みにどんなモノが好きかというと———— 「本」でいえば 「本格ミステリー」が大好きで、 その中でも〈1920~60年までの海外ミステリー〉なんて超最高! 特に1930年代の「ミステリー黄金期」が大好物! 作家さんで言えば…
(短編によっては、犯人等を明らかにしていますので、ご注意ください。) 先頃(といっても、2018年)新訳が出た『エラリイ・クイーンの冒険』(1934年)[i]は、作者の最初の、そして代表的な短編集との定評がある。 『クイーンの定員』(1951年)にも選出された[ii]が、これはクイーン自身の選定なので、自画自賛では、あまり重きを置くわけにもいくまい。とはいえ、我が国のクイーン・ファンの間でも、やはりクイーンの短編集といえば、まず本書が挙げられるようだ。 「冒険」というタイトルも、コナン・ドイルの向こうを張って付けたものだろうから、作者としても自信があるらしいのがわかる。ただ、正面切って言うこと…