:医薬品
・スルホニル尿素(SU)系統の血糖降下剤。作用はやや強め。グリミクロン(大日本住友製薬)のジェネリック品。
スルホニル尿素(SU)系の血糖降下薬です。膵臓を刺激してインスリン(糖分の代謝を助けるホルモン)の分泌を高め、血糖を下げます。糖尿病そのものを治すことはできませんが、インスリンを注射するほどには重くない糖尿病、つまり肥満、ストレス過剰などが誘因となって発症した成人のII型糖尿病に用いられます。
血糖降下作用が強いので、決められた内容と量の食事を摂らないで服用を続けていると、低血糖症となり、意識障害を起こすことがあります。とくに高齢者に起こりやすい傾向があります。肝臓や造血機能を障害したり、吐き気、めまい、発疹、かゆみなどの過敏症状が起こることがあります。
1日1〜2回(朝または朝夕)食前または食後に服用します。食事療法および運動療法を併せて行わないと十分な効果は得られません。この薬を服用している間は、定期的に血糖などの検査が行われます。低血糖症を起こすと、事故につながるおそれがあるので、危険な作業や車の運転には注意しましょう。とくに高齢者の場合は、家族が服薬の管理を行うほうが安全です。他剤との併用で、血糖降下作用が増強されたり減弱することがありますので、他剤を服用しているときは、医師に知らせてください。