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サンカ

(一般)
さんか

漢字では「山家」「山窩」という字があてられるが、「山にひそむ盗賊」の意味。
かつて日本列島で箕(み)作りや竹細工、川魚漁などを生業とした漂泊民のこと。1950年代末に消えた。

柳田國男を筆頭に多数の研究家が調査をしている。三角寛が有名であるが三角のは創作らしい。

漂泊をする さまはエキゾティシズムをかきたてられ、小説家がよくネタにしている。
椋鳩十は「サンカの子孫」を自称し、その一族の昔話という設定で話を描いている。
五木寛之は「風の王国」でケンシ*1という一族を出し『戒厳令の夜』で三角寛の書籍を縦横に取材し創作されたサンカを登場させている。
夢野久作は『骸骨の黒穂』『犬神博士』で扱っている。

*1:三角が「世間師(ショケンシ)」という呼称を「サンカの自称」としているところからの発想と思われる

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