①ステラ・マリス コーマック・マッカ―シー(黒原敏行)早川書房 天才数学者でもあり、幻覚を子供時代から見えていたアリシア(20歳)ステラ・マリスという精神病棟に自ら入る。本作は、その病院に勤めている精神科医コーエン教授とアリシアの会話劇のみ。コーマックの遺作のひとつ。 ②れんげ荘 群 ようこ 角川春樹事務所 再読。大手企業に勤めていた中年女性キョウコ。もう働きたくないと決意し、仕事を辞め、口うるさい母親の元も去ることに。 ボロアパート、月3万円のぼろ部屋で暮らすことに。まだまだ無職歴が浅いキョウコ。うじうじ悩みながら、少しずつこの無職生活に慣れていく。私は、とうにこの無職生活に慣れ、板について…