図書館で題名に惹かれて手に取った田中未知さんの本。 「空の歩き方」 写真と詩のような短い文で構成されています。 哲学的で不思議な空気感。 「私の一生は点在する無数の私の束である」 という言葉がありました。 こんな捉え方も面白い。 経験を通じて培ってきたものが大きいと考えていますが、 ちょっと風穴を開けられた感じ。点在する無数の私。 ダメなとき、悲しいとき、嬉しいとき、苦しいとき、楽しいとき、孤独なとき、辛いとき、無数のその時の私は、きっとその時の真実なんだと思います。ただそのままを束にして、これが私の一生だよ。と受け止めるのも面白いと思いました。 田中未知さんは「私の束」と書いています。なのに…