2006年11月15日、銚子電鉄のHPに掲載されたメッセージ。
5億円以上の設備投資に頭を抱えるローカル鉄道、銚子電鉄が取った苦肉の策で、
電車運行維持のために地元名産のぬれ煎餅の購入を求めた。
掲載後、中原中也の詩を思わせる文体と市民の足を守ろうとする銚子電鉄の切実な言葉にネットユーザーを中心に話題を呼び、「ぬれ煎餅」を通販購入し、電鉄を支えようという運動が広がっている。
また、経営が破綻している企業はその事実を隠蔽したがるものだが、あえて困窮状態にあることを公表し、さらに、その企業を救おうとネットを介して運動が起こるというのは、公共機関であることも差し置いても稀有なケースで、経済の面でもネットの新たな可能性を示唆するものとなった。