1カ月ルールとは、外国要人が天皇陛下との会見を希望する場合に、1カ月前までの正式申請を求める日本政府の慣例。公務多忙な陛下の日程調整を円滑に行うのが目的で、1995年に文書で定められた。特に2004年以降は、前年に陛下が前立腺がんの摘出手術を受けられたこともあり、厳格に守るよう徹底してきたとされるが、過去10年間で、在京大使が緊急離日する際の例外的な会見が1、2回あったとされ、また2009年11月の米国オバマ大統領の訪日のスケジュールが変更されたのが、たった8日前であったり、2009年12月の中国習副主席の会見申請が18日前とされ、厳密に適用されているとは言い難いのではとの指摘もある。