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マンガ

11人いる!

じゅういちにんいる

漫画 コミック

関連語:リスト::漫画作品タイトル

萩尾望都の最初の本格的SFマンガ。

はるかな未来、多数の異種族がワープ航法によって宇宙を行き交い、それぞれが星間国家を築いている広大な宇宙空間。その中に、最高の教育機関「宇宙大学国」があった。自治権を持ち、どの星系国家にも属さない絶対的中立を保つこの大学に入学するには非常に厳しいテストに合格しなければならなかった。

宇宙全域からそれぞれの夢を抱いてやってくる若者の中に、主人公タダトス・レーン(タダ)もいた。難解な学科試験が終わり、受験生は10人を一組としたグループに振り分けられ、様々な過酷な状況の下、53日間のサバイバルを達成した者のみが合格となる。タダのグループは廃墟となった巨大宇宙船に送られたのだが、いきなり考えられないアクシデントに遭遇する。10人であるはずのメンバーがなんと11人いたのだ!混乱する彼ら。しかし、事態を理解する間もなく、船内いたるところに仕掛けられた時限爆発装置が次々に作動し始め、絶体絶命のピンチに。さらに次々に生じる事件、事故。果たして、彼らは切り抜けることができるのか?そして、11人目は誰で、いったい何の目的で潜り込んだのか?

60年代SF(特にアシモフを感じさせる)のテイストに、サスペンス満載の読み応えあるストーリー、しかも少女漫画ロマンスを遺憾なく発揮している傑作。このシチュエーションは、宮沢賢治の「ざしき童子のはなし」から発想したということだ。

続編として、「続11人いる!東の地平西の永遠」、コメディタッチの短編集「スペース・ストリート」がある。

初出誌

小学館別冊少女コミック」1975年9〜11月号

翻訳

Four Shojo Stories

4編中の一つが、「11人いる!」、訳題は「THEY WERE ELEVEN」 

映像化

NHK少年ドラマシリーズ

放映日 1977年1月2日午後6時5分〜45分

(参考までに、ファンからはとても不評です)

ついにDVDとして発売…

11人いる! [DVD]

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公開日 1986年11月

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(初出誌から映像化までの基礎データは「萩尾望都作品目録」を参考にさせて頂きました)