つい先日近所の図書館で見つけたので早速借りて読んでみた。密林のレビュー通り、話があっちこっちにとっ散らけし感はあるけどレコードもしくは録音芸術と共に歩んできたレコード屋の歴史と、レコード屋を取り巻く様々な人々の想いと人間模様を記録しており資料的価値も高い。 マソハッタソに関しては平川社長は至るところで登場。第六章でも書かれているけど、平川社長は当時の異常なレコードブームに対して、何処か醒めた視点は持っていたと思う。当時自分は二十代後半であったが、平川社長から「三十歳くらいで自分の進む道をきちんと決めた方がよい」と何度か言われたのもブーム去って弾きだされてからでは遅いと言われてるような気がしてい…