2009/08/15(土) 「序分 発起序 散善顕行縁」を読んでみましょう。散善の意味や九品については次回述べます。【散善顕行縁】 そのとき世尊、すなはち微笑したまふに、五色の光ありて仏の口より出づ。一々の光、頻婆娑羅の頂を照らす。そのとき大王、幽閉にありといへども心眼障なく、はるかに世尊を見たてまつりて頭面、礼をなし、〔王の心は〕自然に増進して阿那含と成る。 そのとき世尊、韋提希に告げたまはく、「なんぢ、いま知れりやいなや。阿弥陀仏、ここを去ること遠からず。なんぢ、まさに繋念して、あきらかにかの国の浄業成じたまへるひと(阿弥陀仏)を観ずべし。われいまなんぢがために広くもろもろの譬へ(定善)を…