417系

一般

417系

よんひゃくじいななけい

1978年(昭和53年)より製造された系列。

仙台地区のローカル輸送は、客車・気動車が多数であったが、通勤輸送改善を目的として、地方都市に適合した電車を開発することになり、製造された。

特徴

  • 3両編成で1編成を構成する。
  • 以下の系列から構成される
    • クモハ417:直流機器(主制御器・主抵抗器)を搭載した制御電動車。
    • モハ416:交流機器(パンタグラフ・主変圧器・主整流器)を搭載した中間電動車。
    • クハ416:補機類(空気圧縮機・電動発電機)を搭載し、便所を備えた制御車。
  • 電源は415系同様、直流1500V・交流20kV50Hz・交流20kV60Hzの3電源に対応する。
  • 能面では415系に準ずる(モータは120kWのMT54系)が、台車は急行用の空気バネ台車であるDT32・TR69系を装備する。
  • 抑速発電ブレーキを備える。
  • 車体は2扉で、車内はセミクロスシート
  • 当初は非冷房車として登場し、冷房準備工事が行われていたが、後に全車が冷房化されている。
  • カラーは、当初は小豆色に前面クリーム帯の「交直流近郊型色」であったが、現在は東北支社色(白に緑帯)に変更されている。
  • 耐寒耐雪構造を装備する。

運用など

  • 3両編成5本が仙台地区に投入されたのみで、製造は中止された。当時の国鉄の財政事情から、地方都市における電車化は、急行型車両や715系・419系急行型の更新車で実施された。
  • 2005年現在も仙台地区で運用され、東北本線常磐線で使用されている。
  • 2扉セミクロスシートの車体構造は、713系や急行型の更新車(413系・717系)に引き継がれた。
  • 仙台地区では、417系と717系が類似の車体を持つが、先頭車の冷房装置が集中型になっているのが417系である(717系の冷房装置は、種車の物を流用しており、分散型)。
  • 3電源対応だが、営業運転では仙台地区を離れたことがなく、交流20kV50Hz以外での運用実績はほとんど皆無(落成時の試運転・回送のみ)で、直流区間への乗り入れすら行われていない。
  • 2007年に、E721系の導入に伴いようと廃車となる。これを持ってJR線での営業終了。
  • 2008年に、阿武隈急行電鉄に1編成が譲渡される。平日朝ラッシュ時に、福島冨野間の区間列車に運用。