三菱自動車工業が開発し、第一世代〜第三世代ランサーエボリューション(CD9A、CE9A、CN9A、CP9A、CT9A)に搭載されていた、エンジンの名称。
ライバルであるスバル・インプレッサに搭載されているEJ20エンジンと並び「世界最強の2Lターボエンジン」称される名機。
排気量1997cc、直列4気筒、ボア×ストロークは85mm×88mmのロングストローク型エンジンである。
鋳鉄シリンダーブロックゆえの重量と、ロングストローク型ゆえ高回転を苦手としているが、それを補ってあまりある頑丈さや低中回転域トルクの太さ故に、レーシング用エンジン及びチューニングベースとしての確固たる地位を築くに至った。
2006年に販売されたランサーエボリューションIXでは、吸気側に最新連続可変バルブタイミング機構MIVECを搭載し、更なる高出力と省燃費を得るに至っている。
2007年、第四世代となるランサーエボリューションX(CZ4A)にフルモデルチェンジした際、エンジンは新型の4B11にバトンタッチされるのと同時に、4G63エンジンは生産中止となった。
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