第五章 関数 (2)引数の無い関数 前回は「関数」とは何かという事を考えてきましたが、今回は関数の要素の一つである「引数」、すなわち関数に引き渡すものについて考えていきたいと思います。 これまでは引数が1つという事例を見てきましたが、引数は1つでなくても構いません。例えば、以下の様な数式を考えてみます。 z = x + y zはxとyを足したものである、という内容になります。xが1でyが2であれば、zは3になります。この場合、xとyの値が定まって初めてzが決まります。これを関数で表すと以下の様になります。 z = f(x,y) 関数に渡す引数(xとy)がカンマで区切られて2つ有ります。この様に…