ADEOS-II

ADEOS-II

(サイエンス)
あでおすつー

概要

NASDA(現JAXA)が2002年12月14日にH2Aロケットで打ち上げた、地球観測衛星のこと。
ADEOSとは Advanced Earth Observing Satellite の略称である。
愛称は「みどり2」。

詳細

先代の「みどり」ことADEOSの機能停止〜運用断念を受けて開発された、地球観測衛星。
2002年12月14日、NASDAがH2Aロケット4号機にて高度約800kmの太陽同期準極軌道に投入した。
翌年10月25日、太陽電池パドルに起電力の急激な低下が発生、それにより衛星が機能不全に陥った。
復旧を試みるも叶わず、同31日に運用を断念。

衛星仕様

用途 気候システムのエネルギー定量把握/炭素循環のバイオマス定量把握と基礎生産量の定量把握/地球環境変動の観測
大きさ 衛星本体:高さ 6m 縦 4m 横 4m
重量 約3.7t(打ち上げ時)
装備 太陽電池パドル(発生電力6kw) 観測センサx5 他
センサ 高性能マイクロ波放射計(AMSR)/グローバル・イメージャ(GLI)/改良型大気周縁赤外分光計II型(ILAS-II)/海上風観測装置(SeaWinds)/地表反射光観測装置(POLDER)
分解能 GLI:250m〜1000m(波長チャネルによる)/SeaWinds:風速2m/s風向20度(50km範囲)/POLDER:およそ30m×20m(1画素辺り)
軌道 太陽同期 準極軌道 (軌道傾斜角 98.62度 高度 約802km 回帰日数4日 周回周期 約101分)
姿勢安定 三軸姿勢制御方式
寿命 3年(設計)〜5年(推進剤容量)

成果

  • データ中継衛星DRTS「こだま」との衛星間通信
  • ESAのデータ中継衛星「アルテミス」との衛星間通信
  • 地球環境の変動に関する基礎情報の提供

その他

  • AMSRセンサは発展してAMSR-Eとなり、Aqua衛星に搭載された
  • H2Aロケット4号機には、豪州小型衛星(FedSat)・鯨生態観測衛星(WEOS)・μLabSatの3機の小型衛星が搭載され、無事に軌道に投入。

関連

  • リスト::天文学
  • H2A

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