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Agnes b.

(アート)
あにえすべー

フランス生まれのファッションデザイナー。本名は Agnes Trouble(アニエス・トルーブレ)。また彼女が立ち上げたファッションブランドの商標でもある。

Agnes b. は1941年、フランスのヴェルサイユに生まれる。若くして結婚し母となる。64年に ELLE に入社したのを皮切りにいくつかのファッションブランドを渡り歩き、73年にブランド名 Agnes b. を登録。75年にパリに最初のブティックをオープンした。

婦人服、紳士服、子供服、バッグ、腕時計、メガネなどの小物など幅広く展開している。テイストとしては都会的な洗練された、それでいて着る者を拘束しない自由なフレンチカジュアルを主軸としている。
ボーダー柄のTシャツや、モノトーンを主体としたシックなセットアップ、春夏物では柔らかめの綿素材や、秋冬物ではコーデュロイやチェック柄のツイードが多い。
中心的な価格帯としてはTシャツで7000円、ブラウス・シャツで15000円、ジャケットが3〜4万円、パンツ・スカートが2万円程度である。
手書き文字のロゴを採用しているが、カジュアルラインでは M. C. エッシャーの版画をモティーフにしたトカゲのイラストが使われていることが多い。

ほとんどのブティックはフランスと日本にあるが、アメリカ、ドイツ、イギリス、オランダ、シンガポール、最近では中国、台湾でも展開している。生地の生産および縫製はすべてフランスで行われている。日本には84年に上陸し、以降サザビー系列のアニエスベーサンライズが手がけている。

デザイナーとしての Agnes b. は芸術一般にも造詣が深く、ギャラリーと映画制作会社を持っている。また以前 Agnes b. のブティックで David Bowie の新譜の宣伝をしていた。写真にも造形が深いようである。
ずいぶん以前から各ブティックでレッドリボン(STOP AIDS のキャンペーン)のチャリティー用の商品をおいている。


以下私見。
Agnes b. の服は、生地は非常によいものを使っているし、スタイルとしても非常に優れているが、(日本人の感覚からすると)やや縫製に難があるように思われる。タグがはずれたり、Tシャツの裾かがりがほつれたりするのは日常茶飯である。またシャツ・ブラウスの合わせの縫い方も少々テキトウでアイロンをかけるのに苦労する。

アニエスベー


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