最近さユりの「BANDAGE」という曲をよく聴いている。歌詞はこのリンクにある通り*1。乱暴にまとめると、過酷な現実の中で、切実な叫びが誰にも届かない息苦しさと、そうした切実性そのものを失ってしまう予感を歌っている曲である。好きすぎて語りたいことはたくさんあるが、全部書いていると長くなるので、何カ所か歌詞を引きつつ特に言いたいことを書いていく。 ①1番Bメロ 嫌いな人間がどんどん増えてく僕たちを 誰も責めたりすることなんかはないのに息が苦しいよ ここでは「誰も責めたりすることなんかはない」というところが個人的にはポイント。直前の節で「大人たち」という登場人物が出てくるのだが、彼人々は「僕たち」…