1994年から1999年にかけて生産された第二世代日産・スカイラインGT-Rの車輌形式。
「B」はRB26DETTエンジンを、「C」はヨーレイトフィードバック電動スーパーHICASを、「N」はATTESA E-TSを、「R」はスカイラインをそれぞれ意味する。
発売前から既に数々の伝説を生み出し、当時から既に「伝説の名車」と化していた先代(BNR32)を越える宿命を与えられており、そのため既に名機と化していたRB26DETTエンジンはそのままに、更にアクチュエーターが油圧から電動に進化したヨーレイトフィードバック電動スーパーHICAS、ブレンボ製ブレーキ、Vスペックには電子制御式LSDが搭載された。
更には先代との進化を具体的に示すために「マイナス21秒ロマン」のキャッチコピーが用いられた。これは当時BCNR33がニュルブルクリンクにて記録した7分59秒のタイムに由来している。
だが、その先代に比べ大型化されたボディー及びそれに伴う重量増加が不評を買い、発表時にはBNR32の駆け込み注文が殺到したというエピソードが残るほどにファンからの評価は低く、次代BNR34において再びボディーサイズを縮小する事になってしまった。
逆に言えば、その不人気ぶりから来る中古車のコストパフォーマンスの良さ(人気が無く、走行距離も短い個体が多いため)に加え、ボディーの大型化によって生み出された直進安定性が再評価され、チューニングベース車両として高い人気を保っている。
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