脳とコンピューターをつなぐ技術。
『ブレイン・マシン・インターフェース』の略。
元来人間の脳からダイレクトに情報を読み取る技術や、その逆に人間の脳に情報を書き込む技術は古くからの人類の夢であった。しかしながら、生きている人間の脳を直接的に調査することはモノがモノだけに極めて困難であり、また法的にも倫理的にも制約が極めて大きかった。
受け取る側のマシンの性能も、近年にいたるまでBMIの要求する水準には達していなかった。もともとBMIという発想自体が人間の脳より受け手の側のコンピューターの性能が上回っているということが前提であり、筋肉の電流を読んで義手や義足を動かすというような技術(それだけでも素晴らしい、画期的な技術だが)以上に進歩するにはコンピューターの進歩発展を待つ必要があった。
ただし、BMIという技術は思考盗聴などとはちがい、あくまでもマシンと人間をどう繋ぐのかが問題とされる 身体機能の失われた部分を機械によって補えるようになれば多数の人にとって価値のあるテクノロジーでもあって、研究の結果はおおいに「人類の福祉と健康」に貢献している。
一部ではこの技術を思考盗聴と同じように捉えて「何もかも遠隔から分かる」とか「思考が全部読み取れる」などという誤解がなされているようだがそのようなことはない
体重・体格指数のことで、「体重÷身長÷身長」で算出される体重・体格の指標のこと。「Body Mass Index」の略称。
従来の「標準体重」などが特に医学的根拠を持たないのに対し、BMI は有疾患率が最も低い点を「理想体重」と設定していることが特徴。
17.6以下 | やせすぎ |
19.8以下 | やせ気味 |
22 | 理想体重 |
24.2以上 | 過体重 |
26.4以上 | 肥満 |
この「標準体重」から算出される「肥満度」という数値は、実体重が標準体重からどれだけずれているかを%で表したもので(肥満度=(実体重−標準体重)/標準体重)×100)、この場合±10%が標準の範囲内とされるようである。
100未満 | やせすぎ |
100以上〜115未満 | やせている |
115以上〜145未満 | ふつう |
145以上〜160未満 | 太っている |
160以上 | 肥満 |
2014年2月3日、厚生労働省により朝昼晩で計2000キロカロリーなどとエネルギー量を決めていたのを改め、身長と体重から算出するBMIの目標を示し、それを維持できる量を薦める方針を決めた*1。
年齢 | 目標とするBMI |
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18〜49 | 18.5〜24.9 |
50〜69 | 20〜24.9 |
70以上 | 21.5〜24.9 |