Bar Exam

一般

Bar exam

ばーいぐざむ

 アメリカで行われる司法試験の一般的な呼び方。

 年2回、7月と2月に行われる。

 試験科目は州により異なるが、全州統一試験の部分と、州が独自に実施する部分がある。

 全州統一試験は、MBE(Multistate Bar Exam)すなわち択一試験、MPT(Multistate Performance Test)すなわちリーガルメモ作成試験、MEE(Multistate Essay Exam)すなわち論文試験の3部門である。各州は、この試験の3つの全部を州の司法試験に取り入れてもいいし、一部だけを州の試験としても良い。有力な州でいえば、現在New York州はMBEとMPTを採用しMEEは採用していない。California州はMBEだけを採用している。

 MBEは全200問、4択、6時間の試験(つまり1問1分48秒で解かなければならない)で、試験科目は、Constitution, Contract, Criminal Law(including Criminal Procedure), Evidence(Civil & Criminal), Real Property, Tortである。MPTは、知識を問うのではなく、大抵は上司の弁護士から判例を与えられてそれを元に事案を分析するというような試験となっている。MEEは見たことがないので分からない。

 州の独自試験も大抵はMultiple Choice(択一試験)とEssay(論文試験)にわかれている。なお、全州試験と州独自試験の比率は、New Yorkで50%:50%, Californiaで35%:65%である。

 Bar Examの受験資格は、米国のLaw School(法科大学院)に3年間通いJDという学位法務博士)を取得することで得られる。なお、各州の要件に国籍要件や州籍を付することは既に憲法違反として片づけられている。JDを取得していなくても、例外規定により受験資格を得ることが可能な場合があり、外国で法律を勉強した者が一定の要件のもとで受験できる州もある。例えばNew York州では、かいつまむと、米国で20単位以上米国法の科目を取得している場合(いわゆるLLMと呼ばれる学位である必要はない。SJDでも何でも良い。但し、学位を取得=所定科目の修了は必要である)で、他国で他国の司法試験受験資格を得られるだけの法学教育を十分に受けている場合は受験できる(現在の日本にあてはめると、法学部卒業ではなくても司法試験を受験できる筈であるが、実際はNew York州司法試験を受験するためには、少なくとも2年以上の法学教育を受けていないと受験できないようである)。California州では、外国でのLawyerの資格を保持していると、学位に関係なく受験できる(裁判官検察官では受験できない)。

 近時Bar Examの合格率は低下傾向にあり、New York州で50%を上回る程度、California州では50%を切っている。

 なお、弁護士登録を行うには、これ(通常のBar Exam)とは別に、MPRE(Multstate Professional Responsibility Examination)と呼ばれる弁護士倫理試験には合格しなければいけない(年3回行われる)。