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Cacti

Cacti: The Complete RRDTool-based Graphing Solution

PHP で作成されたオープンソースのグラフ作成ツール。

グラフ作成のバックエンドとして、RRDTool を使用している。

グラフ描画に必要な情報の格納先は、殆どを RRDTool に依存している。

MySQLに格納されているグラフ情報は、RRDToolへの登録に必要な差分情報を得るための最新情報など)


高機能かつ柔軟なグラフ作成/管理を行うことが可能であり、スクリプトを組み合わせることによって多種多様なグラフを作成することが可能である。


セットアップ

よく言われるLAMPLinux, Apache, MySQL, PHP)環境で動作する。

その際のインストール方法は、オフィシャルサイトhttp://docs.cacti.net/node/447)に掲載されている。

Windows やその他のOSでも、環境さえ整えれば動作する。


セットアップ方法の概略は、以下のとおり。

  1. オフィシャルサイトtar ボウルをダウンロードしてきて、公開ディレクトリ解凍する。
  2. 解凍したディレクトリリネーム(cacti)、パッチをあてる。
  3. MySQLCactiDBアカウントを作成し、設定情報 (cacti.sql) をインポートする。
  4. include/config.php に、先ほど MySQL へ登録した Cactiアカウント名を設定する。
  5. 解凍したディレクトリのうち log と rra ディレクトリは poller.php を実行するアカウントに権限を付与する。
  6. poller.php を、cron で実行させる。
  7. Webブラウザで開いて {http://(server-domain)/cacti/} 初期アカウントログインし、初期パスワードを変更したあと細かい設定を続行する。

初期アカウント

項目内容
IDadmin
PWadmin

poller.phpRRDTool を実行し、RRDTool のグラフ描画に必要なグラフデータを rra ディレクトリに配置する。

そのため、rra ディレクトリは poller.php を実行するユーザの権限が必須。

rra ディレクトリにある *.rrd ファイルは、rrdtool コマンドで中の数字を参照したり変更したり出来る。


バージョンアップ

バージョンアップ方法の概略は、以下のとおり。

オフィシャルサイト記載のやり方(http://docs.cacti.net/node/464)とは順序などが微妙に異なることに注意。


1. MySQLデータベースバックアップする。

shell> mysqldump -l --add-drop-table cacti > mysql.cacti

2. オフィシャルサイトで最新版の tar ボウルをダウンロードしてきて、公開ディレクトリ解凍する。

3. バージョン特有のパッチがあればあてる。

4. 解凍したディレクトリ中の include/config.phpMySQL へ登録した Cactiアカウント名を設定する。

5. 稼働中バージョンのディレクトリからカスタム部分を移植する。

shell> cp -u cacti_old/scripts/* cacti/scripts/
shell> cp -u -R cacti_old/resource/* cacti/resource/

6. 稼働中バージョンのディレクトリから、rra/*.rrd ファイルを移動もしくはコピーする。

shell> cp cacti_old/rra/* cacti/rra/

7. 解凍したディレクトリのうち log と rra ディレクトリは poller.php を実行するアカウントに権限を付与する。

shell> chown -R cactiuser rra/ log/

8. 現行バージョンのディレクトリ(cacti)をリネーム(cacti_old)する。

9. 最新バージョンのディレクトリ(cacti-Ver)をリネーム(cacti)する。

10. Webブラウザで開いて {http://(server-domain)/cacti/} ログインし、MySQLの項目追加など細かい設定を続行する。


Cacti の設定情報は、すべて MySQL に格納されている。

その為、ディレクトリを丸ごと交換するだけでバージョンアップがほぼ完了する。

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