米国、オハイオ州デイトン出身のロックバンド。2004年解散。 Pavementらと共にローファイ・インディーロックの中心的バンドに挙げられる。 非常に多作なことでも知られており、メンバーのサイドプロジェクトを含め凄まじいペースでのリリースを行っていた。
Best of Guided By Voices: Human Amusement at Hour
単にツイン・ギターの代わりにシンセを使ったエモ、と言えばそれまでといった感じのサウンドではあるが、ゴスのようともニュー・ロマンティクスのようとも言えそうなヴォーカルに違和感があり過ぎて、ひょっとしてある種のジョークなのだろうかと訝しんでしまう。アーティスト写真に写る地味な中年男性4人の佇まいは宛らGuided By Voicesのようだが、見方を変えてNew Orderだと思えば腑に落ちるような気もしなくはない。センチメンタルなメロディも手伝って感触としてはThe Postal Serviceなんかに近いが、ベースとドラムが徹底して生音なのが却って奇妙な感じで、シンセ・ポップではなくニュー・ウ…
アメリカのバンドの3rd。Lightning Boltばりの騒音が特徴のノイズポップ。“ローファイの美学”と呼ぶには乱雑すぎるサウンドで、普通に聴くとうるさすぎるのでボリュームを下げて聴くことになる(野外ライブをずっと遠くから聴いているような感じになる)。楽曲はほとんどが1~2分だが、Guided By Voices『Bee Thousand』収録曲のようにポップの核心を突いている…つまりめちゃくちゃ良いということだが、ずっと聴いているとこの嫌がらせとしか思えないような音響がバンドの本質のように思えてくるから不思議だ。
Guided By Voices “Nowhere To Go But Up” Kurt Vile “Back to Moon Beach” Tina Turner “Queen of Rock ‘n’ Roll” シングル曲を年代順に編纂したアンソロジー・アルバム、との事。 Yes “The Yes Album (Super Deluxe Edition)”
ミュージシャンのものすごくどうでもいい、でもなんだかおもしろい逸話・エピソードがそこそこ集まったのでひさしぶりにまとめて記事にしてみましょう。 ジョン・ボン・ジョヴィ 2020 - デラックス・エディション(限定盤)(SHM-CD)(DVD付) アーティスト:ボン・ジョヴィ Universal Music Amazon ・関節痛の痛み止めのCMに出ているらしい。ギタリストの人がなぜか反町の曲でギター弾いたりしてたし、ボン・ジョヴィ界隈の人らは金さえ貰えりゃわりとなんでもやってくれるのだろうか。 米米クラブの石井さんが年寄り向けのサプリのCMに出てるのがショック、と妹が言うので「アメリカだとボン…
前回(discography⑰ - 朱莉TeenageRiot)、前々回(discography⑯ - 朱莉TeenageRiot)に引き続きUSインディーです。 Silkworm - In The West(1994) 最初期はUSインディーの伝説Guided By Voicesと同じように自主制作のカセットでリリースしてたようで、それを除くと今作がフルアルバムとしては初、Silkwormと言えばほとんどの作品をアルビニが手がけたことで有名で今作も勿論アルビニ録音。元々アルビニの親が学校の教師をやっていてその生徒がこのバンドのメンバーだったという縁があったみたいです。で1st、枯れきったボー…
3月にPavementの来日ライブを見て胸を打たれ、その流れでかつてPavementを知った頃よく一緒に聞いていたUSインディーの好きなアルバムについて書き溜めたものを放出していきます。 Silkworm - Firewater(1996) 後にToucch and GoメインでリリースすることになるSilkwormがPavementやYo La Tengoでも知られるMatador Recordsからリリースした3rd。彼らのリリースの中でも今作はとくにレーベルの色が出ていて、初期の頃の彼らの顔だったDinosaur Jr.とも直結しそうな親しみやすいメロディー+ヒリヒリとした硬質な音色によ…