<働く>を分解してみたときに、実際にはアプローチは何種類もあるし、最近は中学生だろうが高校生だろうが起業する人だっている。 お恥ずかしい話、というか、今思えばひどく頓馬で呑気な話だが、中学や高校に通っていた頃の私は、将来自分がどのような形で働くのか、全く知識も計画も持ち合わせていなかった。もっと遡った小学生の時分から、なんとなく将来のありたい像としては<物書きをしている人>というのがあり、それが高校に入った頃には<物書きをして、ふらふらしている人>というイメージに、解像度が若干上がっていた。 これも後で気づいたことなのだが、私がそのように頭の片隅に描いていた妄想上の生き方というのは、明治とか大…