IRC

コンピュータ

IRC

あいあーるしー

インターネットリレーチャット(Internet Relay Chat)の略で、いわゆるチャットシステムのひとつ。

接続しているユーザーが送ったメッセージはサーバーからサーバーへと転送されて他のユーザーに届けられるしくみで、利用するサーバーを越えたコミュニケーションが可能になっている。


複数のサーバー同士を繋げることで多くの利用者を受け入れられるようになっているが、反面、利用者が増えるとサーバー間の通信量が増加して障害が起こる問題もある。サーバー間の接続が切断された場合には独立したIRCサーバーとしてサービスを継続しながら他のサーバーとの接続を試みてネットワークを維持する。ユーザの増加やデータ量の膨張によってサーバーが処理しきれずに起こる遅延やサーバー間の切断に対しては、通信データの圧縮やサーバーの処理能力向上、サーバー内限定のチャンネルや地域ローカルなチャンネルを使うことで対処している。

IRCの規格には1993年5月に出されたRFC1459と、これを再定義する2000年4月のRFC2810-2813がある。また、1998年6月、RFC-1459を拡張する規格としてIRCX(Extensions to the Internet Relay Chat Protocol)がMicrosoftによって提唱されたが、一部で先行して使われた以外には採用されていない。これに加え、個々のIRC網で追加されたCTCP(Client To Client Protocol)やDCC(Direct Client-to-Client)などの機能もあり、混沌としている。

ASCII/ANSI以外で表記する言語の扱いが定められていないため、特に2byte文字を使う環境において、使用するソフトによっては問題が起こる。これを解消するためにUTF-8を使う提案もなされたが、多くの場合で日本語にはJISが使われる。だが、IRC網によってはシフトJISやUTFが使われている可能性もあり、注意が必要である。

一般に公開されているサーバーのほかに、社内向けなどのツールとして活用されることもある。