223系 からのリダイレクト リダイレクト元を編集閉じる

スマートフォン用の表示で見る

地理

JR西日本223系電車

じぇいあーるにしにほんにひゃくにじゅうさんけいでんしゃ

JR西日本の近郊形電車。

221系の次世代として1994年に阪和線でデビュー、現在JR西日本の近郊型車両では最も車両数が多い。

一口に223系といっても、投入線区、製造時期によりいくつかの番号区分がある。

番台区分

0番台

1994年に登場した、「元祖」223系大阪京橋JR難波関西空港を結ぶ「関空快速」として関西国際空港開港前の4月1日にデビュー。空港旅客の大型荷物持込を考慮し、座席配列が1+2列になっているのが特徴。座席は当初、転換に合わせて「く」の字形に折れ曲がるノルウェー製のものであったが、2004年から223系2000番台以降と同様の構造のものに交換されている。製造当初は編成が6両と2両であり、空気圧縮機搭載のサハ223および2両編成は100番台で区別された。

68両が新製され、1999年5月10日ダイヤ改正からは大阪京橋和歌山間を乗換えなしで結ぶ「紀州路快速」にも運用開始。これに伴い、6両と2両だった編成を5両と3両に組み替え、不足する先頭車については223系2500番台を新製してまかなっている。2008年3月にも組み換えがあり、現在は223系2500番台との混成を含めてすべて4両編成。

全車、吹田総合車両所日根野支所所属。

1000番台

1995年、阪神大震災復旧後のJR神戸線の輸送力増強を目的として新快速用に投入された車両。JR西日本として初めて、VVVF制御にIGBT素子を採用した車両でもある。座席配置は新快速に当時使用されていた221系同様の2+2列であるが、ラッシュ時の乗降をスムーズにするためドア間の座席を221系より1列減らした5列となり、代わりに仕切りを兼ねる固定座席の背面に折り畳み式の補助座席が設置された。ラッシュ時には補助座席はロックされ使用できない。

主回路装置(走行するために必要な制御装置)と補助電源装置(空調、電灯などのサービスの電源供給装置)を同一ユニットで一体構成しているのが特徴で、補助電源装置が故障した場合でも1モーターを解放し、補助電源を継続して運転できる。

運転室の計器類は223系0番台ではLED式であったが、運転士の視認性を考慮してこの車両からはアナログ式に戻されている。

将来の新快速スピードアップを見越して、最高速度は130km/hとなった。1995年に48両、1997年に44両の計92両が投入され、その後の増備は223系2000番台へ移行。

223系2000番台と共に近年はアーバンネットワークのみならず、多客期に姫路岡山間の臨時普通列車として岡山へ乗り入れた実績がある。

全車、網干総合車両所所属。

2000番台

新快速の全列車223系化・130km/h運転を行うため、223系1000番台をベースに最小のコストで製造することをコンセプトに、1999年に開発された車両。基本的には223系1000番台と変わらないが、側窓の開閉方式が223系1000番台の下降式から、内倒れ式に変更となった。側窓ガラスは日差しカット率58%のものを採用し、製造当初はカーテンを省略していたが、利用客からの苦情により後にカーテンを設置する羽目に。運行番号表示機は従来のマグサイン式からLED式となった。

223系では1両の電動車に対し2両までの附随車を牽引できる「1M2T」方式を採用しているが、223系1000番台では実際の編成が8両(3M5T)、4両(2M2T)で余裕があったため、223系2000番台では一部の電動車にモーターを3台のみ搭載した3000番台が存在する。これによりどのような編成でもMT比を1:2に近付けることが出来るようになっている。

1999年から2000年までに236両が投入され、2000年3月11日ダイヤ改正新快速は全て、223系1000番台または2000番台で統一されることとなり、同時に全ての新快速において最高130km/h運転が行われるようになった。

2003年から2004年にかけて、113系の置き換えならびに新快速の輸送力増強のため、2次車244両が投入された。1次車との変更点は、側窓ガラスがUVカットタイプの緑色のものになったこと、運行番号表示機をマグサイン式に戻したことなどである。モーターを3台のみ搭載した3000番台は存在せず、電動車はすべて2000番台となっている。本線系統の223系としては初めて6両編成も登場した。

以後も2009年まで増備は継続され、2007年製造分からは側窓の開閉方式が下降式に変更され、側面の外観は223系5000番台と似たものになった。2008年製造分からは車体強度の向上が図られている。

全車、網干総合車両所所属。

2500番台

223系0番台の増備車的な車両。1次車として1999年5月10日のダイヤ改正での「紀州路快速」運転開始に伴い、223系0番台の編成組み換えで不足する先頭車クモハ223、クハ222各2両が製造された。223系2000番台と並行して設計されたため、223系0番台との外観の違いは明らかである。

2006年に予備車確保のため、2次車として全ての車両が2500番台で組成された3両編成・5両編成各1本が製造されたため、現在では先頭車のみの存在ではなくなった。外観では223系2000番台2次車以降と同様に、運行番号表示機がLEDからマグサイン式になり、側窓ガラスが緑色のものになっている点で1次車との識別が可能である。

さらに2007年には3次車の製造が行われており、この時から側窓の開閉方式が2007年製造分の223系2000番台に準じた一段下降式に変更されている。2008年3月15日のダイヤ改正に合わせて関空快速紀州路快速を4両編成に揃えるため、3次車は4両編成だけでなく、既存車両の組み換えを目的とした3両やモハ223のみ1両で製造されたものもあり、0・100番台との混成も多い。全72両。

全車、吹田総合車両所日根野支所所属。

5000番台

213系で運転されていた瀬戸大橋線快速マリンライナー」置き換え用として、JR四国5000系とともに製造された車両。2003年10月1日ダイヤ改正より営業開始。

基本的には223系2000番台と変わらないが、側窓開閉方式は223系1000番台同様の下降式である。また、5000系との併結運転を前提とするため前面は常時貫通構造となり、先頭部の傾斜がなくなっている。なお、5000系についても2階建て車両の5100形をのぞいて223系5000番台と同一の仕様である。

乗務員室と客室の仕切り窓は他の223系と異なり、1枚窓のような一体感のあるものになっているのが特徴。先に登場した125系と同様の構造である。

2007年7月〜2010年1月まで網干の2000番台サハを全編成に組み込んで3両編成となっていた。

全車、岡山電車区電車センター所属。

6000番台

本線系統の2000番台の一部を221系と同等の性能に固定し、同系との連結を目的として登場。車番は原番号に4000が加えられている。2008年1月21日より運用開始。これにより従来の1000・2000番台は異常時も221系との連結を行わなくなった。性能固定車の識別を目的に、前面貫通扉にオレンジの帯が追加されている。

この他、奈良尼崎大和路線おおさか東線JR東西線経由で結ぶ「直通快速」用に新造され、宮原総合運転所(現:網干総合車両所宮原支所)に配置された223系は当初2000番台であったが、営業運転開始を前に221系性能固定車となったため、6000番台に改番された。

JR東西線乗り入れに備えて電動車にパンタグラフを2基搭載した車両は宮原支所所属、それ以外は網干総合車両所所属。また、網干車は元が2000番台1次車であるのに対し、宮原車は2007年製造分の2000番台同様、側窓の開閉方式が下降式である点でも外観上の識別が可能。

網干車は221系と共通運用で、今のところ4両編成のみの在籍。宮原車は「直通快速」に加えて、2008年6月28日からは「丹波路快速」を中心に福知山線全線でも営業運転を開始した。

5500番台

5000番台と521系をベースとした福知山地区ローカル列車向けのワンマン対応車。2008年製造分の223系2000番台同様に、車体強度の向上が図られている。

外観は5000番台に、内装は521系に準じている。221系性能固定車であるため、6000番台同様のオレンジ帯があるのが5000番台との違い。

2008年7月22日福知山線で運行開始。現在は山陰本線嵯峨野線)や舞鶴線でも運用中。嵯峨野線221系と併結のうえ京都駅へも顔を出す。福知山電車区在籍。

9000番台

在来線技術試験車「U@Tech」(ユーテック)用として、クモヤ223-9001の1両のみ存在する。もともと川崎重工所有の試験車両であったクモハ223-9001を改造した車両。

吹田総合車両所本所所属。

運用

0番台・2500番台

1994年4月1日に223系0番台運行開始当初は先述のとおり6両編成と2両編成であり、6両のほうを大阪環状線直通、2両のほうをJR難波発着として、天王寺駅で分割・併合して運行していたが、1999年に紀州路快速の運行開始に合わせて2500番台1次車が新製されて5両編成と3両編成に組みかえられると、天王寺駅での分割・併合はなくなり、代わって日根野駅関空快速紀州路快速の分割・併合が行われるようになった。全て4両編成になった2008年3月のダイヤ改正阪和線内のみの「快速」の運用ができ、時間帯限定できのくに線に直通する定期運用も誕生。さらに2010年12月1日に225系5000番台が登場したあと、2011年3月12日のダイヤ改正223系と225系の共通運転が開始され、阪和線内の快速区間快速の運用が大幅に増え、大部分の快速区間快速を担当するようになった。また、2011年12月11日からは113系に代わって、きのくに線和歌山駅御坊駅間でも終日運用されるようになった。

1000番台・2000番台・3000番台・6000番台・7000番台(網干車)

1000番台・2000番台は新製当初から新快速を中心に運用されているが、2000番台に6両編成が登場すると快速での運用も多くなった。西は播州赤穂・上郡から東は敦賀まで広範に運用されている。一方、6000番台・7000番台に格下げされた編成は221系と共通運用で快速の運用についている。

6000番台(宮原車)

奈良尼崎間の直通快速や、福知山線(JR宝塚線)の快速で運用されてきたが、2011年3月のダイヤ改正直通快速の運用は207系に譲り、現在はもっぱら福知山線で運用されている。朝夕には福知山まで入る。225系6000番台と共通運用。

5000番台

マリンライナー」専属で運用されており、基本は4号車から岡山寄りに連結されている。

5500番台

福知山線篠山口福知山間、山陰本線(嵯峨野線)京都城崎温泉間、舞鶴線綾部〜東舞鶴間で運用されている。朝夕は京都総合運転所221系と併結して京都まで入線する。他にも2併結した4両編成で運行される列車もある。

JR西日本223系電車
目次
  • JR西日本223系電車とは
  • 番台区分
    • 0番台
    • 1000番台
    • 2000番台
    • 2500番台
    • 5000番台
    • 6000番台
    • 5500番台
    • 9000番台
  • 運用
    • 0番台・2500番台
    • 1000番台・2000番台・3000番台・6000番台・7000番台(..
    • 6000番台(宮原車)
    • 5000番台
    • 5500番台