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Joni MItchell

音楽

Joni Mitchell

じょにみっちぇる

ジョニ・ミッチェル

本名ロバータ・ジョーン・アンダーソンことジョニ・ミッチェルは、1943年11月7日、カナダアルバータに生まれた。幼い頃から美術を学び、美術大学に進んだ。大学でフォーク・ミュージックの虜となり、ミュージシャンになるためにトロントへ移り住んだ。

1965年6月、フォーク・シンガーのチャドミッチェルと結婚。デトロイトへ移り、夫婦デュオとして評判を得るが、約1年で別れてしまい、再びソロとなる、デトロイトのシーンで評判を得るとニューヨークへ進出。1967年、メジャーのリプリーズとの契約にこぎ着けた。まず、ソングライターとして多くのアーティストに認められ、トム・ラッシュやバフィ・セント・メリーの「サークル・ゲーム」、フェアポート・コンヴェンションの「マイケル・フロムマウンテン」、ジュディ・コリンズの「青春の光と影」などが話題となった。

1968年、デヴィッド・クロスビーのプロデュースにより、デビュー作『ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)』を発表。その歌唱も注目を集めた。2作めは、1969年の『青春の光と影(Clouds)』。'70年発表の3作め『レディズ・オブ・ザ・キャニオン(Ladies Of TheCanyon)』からは、シングル「ビッグ・イエロー・タクシー」が、初のヒットとなった。

1974年の6作め『コート・アンド・スパーク(Court And Spark)』あたりから、彼女の音楽はさらに巾を増す。ウィルトン・フェルダー、トム・スコット、ジョー・サンプルなど多くのジャズ・メンを迎えたこのアルバムは、1年以上アルバム・チャートにランクされ、4週連続全米2位も記録し、彼女のキャリアの中でも最大のヒットとなった。ライヴもこのアルバムに参加したトム・スコット&L.A.エキスプレスをバックに行い、その模様を収めたアルバム『ジョニ・ミッチェル・ライヴ!!〜マイルズ・オブ・アイルズ(Miles Of Aisles)』も全米2位の大ヒットとなった。

以後、彼女はさらにジャズや実験的なサウンドを試み、数々の名作を送り出し続けていく。一方で画家としての才能も、自身の描いたアルバム・ジャケットや個展などで巾広く認められている。

近年、ジョニ・ミッチェルはスタンダード・ナンバーや、自身のかつての楽曲をフル・オーケストラをバックに歌い、自身のキャリアを統合しつつも、新しい世界を切り開いている。2002年にリリースされたアルバム『トラヴェローグ(Travelogue)』では、そんな更に進化するジョニを聴くことができる。

2001年、彼女は全米レコーディング・アカデミーから、“ライフタイムズ・アチーヴメント・アワード”という特別賞を与えられた。その理由は、“独創的かつ実験的アーティストで、フォーク、ロック、ポップス、ジャズ、世界中のワールド・ミュージックまで包括し、現在まで数えきれないほど多くのパフォーマーたちに道を開いた”というものであった。この贈呈理由が、彼女の音楽性を物語っているだろう。