NAKA雅MURA

映画

NAKA雅MURA

なかむらまさる

 本名・中村雅。脚本家石川県金沢市生まれ。桜丘高卒、日本映画学校中退。

 1996年「喧嘩の花道 大阪最強伝説」で本格デビュー。映画を中心に20本以上の脚本を手掛ける。日本映画学校の先輩である三池崇史監督作の脚本が多い。2007年公開の「どろろ」(塩田明彦監督)は興行収入34億5千万円のヒット。現在川崎市在住。

 父は洋画家の故・中村秀雄、母は日本洋舞連合会長の中村祐子、兄に失われた名曲の発掘にとりくむ音楽家金澤攝(かなざわをさむ)がいる。幼い頃にならったバレエ絵画、音楽環境について「映画に必要なリズム感覚を養えた」とコメントしている。

 映画の世界を目指すきっかけになったのは小学二年生のときに観たスピルバーグの「ジョーズ」。それなら、と父の勧めでやがて日本映画学校に入学するものの、病気で中退。そのショックが尾をひいて引きこもってしまうものの、「このままで終わるもんか」(本人インタヴューより)と思っていたころ三池監督と出会った。

 青春時代は「ロキシー」や「テアトル」といった金沢名画座に通いつめ、フェリーニアラン・レネ監督の作品をむさぼりみた。「ストーリーが面白いだけの作品よりもストーリーを超越した一編の詩のような映画をつくりたい」と40歳目前の2008年、金沢地元誌のインタヴューに応えている。