序文・14歳で新選組に入隊した若者 堀口尚次 岐阜新聞に『土方歳三の遺品届けた新選組隊士「市村鉄之助」岐阜・大垣市に眠る 時代の波に翻弄された19年』の記事をみた。そこで調べてみた。 市村鉄之助〈安政元年 - 明治6年?/明治10年?〉は、新選組隊士。安政元年、美濃大垣藩士・市村半右衛門の三男として生まれる。安政5年、父が藩より追放され、親類のいる近江国国友村〈現滋賀県長浜市〉で育った。慶応3年の新選組の隊士募集で兄の辰之助と共に14歳で入隊。辰之助は両長抱として、鉄之助は土方歳三附属を命じられた。その後、隊士全員が江戸幕府直参に取り立てられ幕臣の身分となる。 慶応4年1月の鳥羽・伏見の戦いに…