Re:VIEW は、EWB や RD あるいは Wiki に似た簡易フォーマットで記述したテキストファイルを、目的に応じて各種の形式に変換するツールセットです。 平易な文法ながらも、コンピュータ関係のドキュメント作成のための多くの機能を備えており、テキスト、LaTeX、HTML、XML といった形式に変換できます。独自のカスタマイズも簡単です。 review/quickstart.ja.md at master · kmuto/review
Re:VIEW は、EWB や RD あるいは Wiki に似た簡易フォーマットで記述したテキストファイルを、目的に応じて各種の形式に変換するツールセットです。 平易な文法ながらも、コンピュータ関係のドキュメント作成のための多くの機能を備えており、テキスト、LaTeX、HTML、XML といった形式に変換できます。独自のカスタマイズも簡単です。
印刷用の挿絵は白黒、電子用はカラーにしたくて、カラー用の画像フォルダーを指定する設定ファイルconfig-denshi.ymlを以下のように作成しました。 # 電子版用の上書き設定 # 継承元設定 inherit: ["config.yml"] # 電子版を別のファイル名にしたい場合 bookname: ColorImageBook # 取り込む画像が格納されているディレクトリ。省略した場合は以下 imagedir: images_color これをDocker環境でどうやったらビルドできるかを調べたのですが答えが見つからず。あれこれ試しているうちに以下の書き方でいけました。 docker-c…
間違えていたので修正版です。textlintを実行して!がエラーになるのはtextlint-rule-preset-ja-technical-writingの設定が原因です。設定項目は感嘆符!!、疑問符??を使用しないを無効にすれば!や?を使えるようになります。 設定先は.textlintrc.jsonです。これを開いてrulesを以下のようにします。 "rules": { "preset-ja-technical-writing": { "no-exclamation-question-mark": false }, textlintを実行しなおす、あるいはVSCodeの再起動で適用されます…
訳ありで「薄い本」を作っています。直球で綴ると角が立つので自重自粛自制しますが、業務の一環*1としてRe:Viewと呼ばれる技術系同人誌作成で比較的利用される電子書籍作成支援ツールを用いて技術書っぽいものを作っています。 reviewml.org わかりやすく書ける!技術同人誌初心者のための執筆実例集 (技術の泉シリーズ(NextPublishing))作者:石井 葵インプレスR&DAmazon詳細は(浪費日記で不自然にRaspberry Pi 4 Model Bが計上外扱いと宣言しているのでお察しですが)割愛するとして、なんとか何らかの形式で形が見えてきました。しかし、1つだけ課題事項が・・…
textlint で textlint-filter-rule-comments を使うとコメント記法で「特定のルールを無視する」範囲を設定できる. github.com しかし textlint-plugin-review と組み合わせて Re:VIEW で textlint-filter-rule-comments を使う場合は <!-- --> ではなく #@# という Re:VIEW のコメント記法を使う必要がある.ポイントはここまで👌 #@# textlint-disable #@# textlint-enable github.com 検証ログ 📄 検証ログを残しておく.まず,今回…
Re:VIEWに挑戦する連載の13回目です。前回の記事はこちらになります。 Re:VIEWフォーマット 前回はインライン命令を使った表記をご紹介しました。さらに色々な表記ができて本格的になりました。 ここまでで大体の機能をご紹介したのですが、基本的な記述方法の説明が未だでした。簡単ですし、以下をご参照頂ければ済むのですが、一応触れておきたいと思います。 github.com 見出し 先頭に1つ以上の「=」を付けることで見出しを設定できます。設定できるレベルは6までです。「=」の後には半角スペースをいれます。 = 章 == 節 === 項 ==== 目 ===== 段 ====== 小段 この様…
Re:VIEWに挑戦する連載の12回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org まだあるブロック命令 前回は、ブロック命令を使ってリード文、囲み記事、表、ソースリストなどの表記をPDFファイルに挿入してみました。本の記述によく使われる表記方法が簡単に実現できるんですね。 でも、ブロック命令はこれだけではありません。今回も引き続きブロック命令を取り上げていきます。そして併せてインライン命令もご紹介します。 インライン命令 インライン命令は段落、文字列内の一部に対して装飾などの処理を行います。インライン命令の書式は以下の通りです。 @<命令>{対象…
Re:VIEWに挑戦する連載の11回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org ブロック命令 前回は、PDFファイルに画像データを挿入してみました。画像が入ると一段と本らしくなりますね。 そして図の表示に使用した表記は、ブロック命令と呼ばれるものです。ブロック命令は1〜複数行の段落に対して装飾などの処理を行うもので、図の表示以外にもいろいろあります。今回は、それらをご紹介します。 ブロック命令の書式 ブロック命令の書式は以下の通りです。 //命令[オプション1][オプション2]・・・{ 対象の内容 //} 命令によってはオプション省略できる場合…
Re:VIEWに挑戦する連載の10回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org 図を表示する 前回は、複数のファイルからRe:VIEWで1つのPDFファイルを作成してみました。結構本格的になってきましたね。 でも、今まで変換、表示してきたのは文字だけ。図の表示がありません。やはり適度に図が挿入されている方が、見やすい本になるでしょう。今回は図の挿入方法をご紹介しようと思います。 表示する図のデータと置き場所 まずは図のもととなる画像ファイルをどこに置くかですが、config.ymlを確認すると以下の様になっています。 # 取り込む画像が格納され…
Re:VIEWに挑戦する連載の9回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org 複数のファイルをまとめる 前回は、Re:VIEWで変換するPDFファイルの設定を操作してみました。本の形に近づいてきた感じがします。 でも、本を作るのですから1つのファイルだけということは稀でしょう。長くなると収支が付かなくなりますし、途中で章の入れ替え、挿入、削除などしたくなった場合、章ごとにファイルを分けていた方が作業が楽になります。そこで今回は複数ファイルの変換に挑戦したいと思います。 catalog.yml ファイル構成の設定はworkフォルダー内のsampl…
Re:VIEWに挑戦する連載の8回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org Re:VIEWの設定 前回は、Re:VIEWを使ってRe:VIEWフォーマットのファイルをPDFファイルに変換しました。 でも、ファイルの内容に不可解な点がありました。実をいうと、変換方法の詳細を設定できる方法があります。今回は、この設定を操作してファイルの内容を改善してみようと思います。 config.ymlの編集 設定はworkフォルダー内のsampledocフォルダーの中にあるconfig.ymlファイルを編集することで可能です。config.ymlファイルはテ…
こんにちは。 株式会社ラクスで先行技術検証をしたり、ビジネス部門向けに技術情報を提供する取り組みを行っている「技術推進課」という部署に所属している鈴木(@moomooya)です。 今回は毎年春先の社内ビアバッシュで新人向けに「一歩目の学習方法」として発表している話をしようと思います。 学習とは この記事の対象 学習に対する向き合い方 まず最初は 学習作戦その1「ちょい足し学習」 例)HTTPメソッドを扱ったとき 学習作戦その2「外から情報を仕入れる」 よくある情報源 技術書 技術同人誌 ウェブサイト 勉強会 SNS 飲み会 GitHub 脱初級者 手を動かす(検証と実践) 自由にできるサーバー…
2024/3/2 https://jawsdays2024.jaws-ug.jp/ AWSからはここ数年離れてたので知らない話ばかりでした IaC周り、データ連携周り、セキュリティ周りが知らないことが多くて聞いてて面白かった 今はAWSは使ってないけど、使うとしたら話に出てきたこれを使うのかなとか思いながら聞けました Keynote Jeff Barr ユーザコミュニティの話 日本のユーザコミュニティは10年以上続いてる 土曜日に自発的に参加しようと思う人が1000人いるだけですごい スピーカーになれる人をもっと増やしていくと良い 新しい人を受け入れていくために初心者向けのコンテンツも大事 ぼ…
らっぱー(σ´Д`)σいぇぁ noranuko13/mpmm, TheUjulalaによるPixabayからの画像 (窓から様子を伺う白っぽい猫) librarian 何故作ろうと思ったのですか? 由来はなんですか? 今後の予定は? 開発中のあれこれ 標準出力の実装とテスト LGPL-2.1 license クラス設計・モジュール RSpec のまともな使い方 気になっている箇所 個人的に欲しい機能 librarian Re:VIEW という書籍制作ツールのラッパーです。詳細は README.md に書かれている通りです。 他に書くことがなさそうです。次にいきます。 何故作ろうと思ったのですか…
しばしば、LaTeX を使うことの意義として「数式があるから」が挙げられます。これは実際、LaTeX で数式を書くことで綺麗にレンダリングされるからです。TeX を開発した Knuth は数学者であり、数式に関する写植にはこだわったことでしょう。 かと言って「LaTeX は数式のためだけに利用されるのか」と言う疑問に単刀直入に答えるのであれば “No” です。LaTeX は数式を記述するためのみに利用されるべきツールではありません。 また、「MS Word で良いのでは?」と言う声(Twitter での声)も聞かれますが、数式以外にも LaTeX にはさまざまなメリットがあります。 本記事では…
はてなで働くエンジニアにアンケートシリーズ第25回は、MackerelチームのCRE、id:kmutoに話を聞きました。 「一番の下手くそでいよう」という本の一節から異なる環境へ CREチームの「Engineer」成分が強化されてきている カスタマーサクセスとしてお客さまとの商談に臨み、技術的な挑戦をする 「学び、考え、育つ」ことが常に期待される環境 「一番の下手くそでいよう」という本の一節から異なる環境へ ── Q1. はてなidとその由来を教えてください はてなidは kmuto です。 大学の研究室配属時のUNIX(SunOS)アカウント発行ルールが「名1文字+姓」だったため、「Kens…
虚木零児です。 なんか、燃えてたんですよ。 jp.ign.com そんな大騒ぎするほどのもんか? とは思いますが、平素業界人として振る舞っている連中が烈火の如くキレてて愉快なことになりました。 読んだんだが、どうしてこんなひどいレビューを書こうと思ったのか。「応援」するなら、ちゃんといい所書けよと。「ゲーム雑誌は期待している人のために文章を書くところだ。だから出来が悪い時は取り上げるなというのが鉄則だ」と教えられた自分としては極めて不愉快な記事だった。 https://t.co/BwmRrNUG15 — 岩崎啓眞@スマホゲーム屋+α (@snapwith) 2023年12月12日 それただの「…
前日に東京から帰ってきたばかりでしたが、4 年ぶりの岡山へ。 bonenkaigi.connpass.com 本当はお昼の合同勉強会 in 大都会岡山 -2023 Winter- から参加したかったのですが、昼まで地元で用事があったのでそちらは諦めて忘年会議のみ参加しました。 Togetter まとめはこちらです。 togetter.com 開始前(移動&時間潰し) #gbdaitokai には最初から間に合わないので(申し込んでない)、#忘年会議 に間に合うよう🚄ひかりで移動中。土曜午後のひかりS Work、もしかして普通の指定席よりずっと静か?— hmatsu47(まつ) (@hmatsu…
去る11月12日(日)、株式会社はてなのエンジニア、デザイナー、編集の有志が集結した「はてな技術書典部」は、新刊『Hatena Tech Book Vol.2』を引っさげ、技術書オンリーイベント「技術書典15」のオフライン開催に参加いたしました!こ19 はてな技術書典部 準備かんりょー、お待ちしています! #技術書典 pic.twitter.com/i1DRrxaTwx— kmuto (@kmuto) 2023年11月12日 技術(書|者)のための電子・紙書籍制作ツール「Re:VIEW」の開発者である、MackerelチームのCRE(Customer Reliability Engineer)…
Webサイトやアプリをつくるために必要な規格をまとめた。
技術書典15で『HATENA TECH BOOK Vol.2』を入手したので、その感想エントリです。 techbookfest.org はてな社の有志が集まって作られた技術同人誌、その第2弾。 いくつかの記事を拾い読みした段階での感想 序文 大西さんによる序文。 他の会社であるような「あのプロダクトの裏側大公開」みたいな内容ではなく、「あなたの推しの技術を教えてくだささい」というテーマが設定されているそうで、メンバの興味に任せて色々なテーマが扱われているのが「個性」が見えていいですね。 あと、今のはてな社には、電子・紙書籍制作ツールのRe:Viewの作者、kmutoさんが在籍されているんですね…
その10からの続き。 kmuto.hatenablog.com オンライン開催ですでにご購入いただいている皆様、ありがとうございます! 明日はついに池袋サンシャインシティでの技術書典15オフライン開催日。お天気予報は曇り、少し雨かも、そして寒そうということで、寒さ対策&会場が混雑していると暑い、の両面対応でご来場ください。 参加予定の方は入場券を技術書典サイトで入手されたかな。すでに午前中の入場は売り切れている模様。スマホに技術書典の公式アプリを入れて、かんたん後払いできるようにしておこう。 同人誌の印刷製本の仕上がりは、出たとこ勝負になるのがなかなかドキドキする。 前職での入稿のときは、版元…
初サークル参加です。ドキドキ。 techbookfest.org [TLS季報 vol.1] [執筆雑感] [まとめ]
その9からの続き。 kmuto.hatenablog.com 3日坊主を乗り越えてついにその10。明日がいよいよ技術書典15のオンライン開催、明後日が池袋サンシャインシティでオフライン開催ですよ。ワオ。 techbookfest.org 改めて新刊『Hatena Tech Book Vol.2』の記事を並べてみよう。 Perlの未定義動作110連発(id:papix) ラムダ計算で遊んでみよう(id:todays_mitsui) VSはよいものだ(id:koudenpa) すごいIAMアイデンティティセンター無料で使おう(id:rokoucha) Pythonでフォントを加工する(id:coc…
その8からの続き。 kmuto.hatenablog.com Hatena Developer Blogにも書いたんだけど、盛り上げバナーを id:mazco さんが作ってくれた! サイコウ! 今日は、お金まわりや印刷について。あまりドロドロしたことは書かないよ! その1でも書いたとおり、今回の技術書典出展は私自身の趣味道楽に皆さまを巻き込んでいるという側面があるので、制作費については全額私が出すことに決めて、最終的に赤が出ても構わないことにしている。思い出プライスレス。 ただ、「赤が出ても構わない」とは書いたが、最初から赤前提で作るのはダンピングで、ほかの出展サークルにも礼を失する。著者陣・…
その7からの続き。 kmuto.hatenablog.com 編集について。同人誌でアンソロジーということもあり、全体にわたる表記やトーンの調整はせず、記事内での表記統一と、簡単な“てにをは”レベルの修正にとどめた。 序盤に脱稿いただいたものについては、ある程度しっかりと中身を読み、表現的にわかりにくいところなどについてリライト案を考えてGitHub PR内のファイルにコメントあるいはSuggestとして判断を委ねている。 ただ表記統一で逐一Suggestをするのは著者もこちらも手間 & GitHubのCommit Suggestionでのスクロール挙動が面倒なことになるので、「これらの表記統…