S-Bahn
都市近郊電車。ドイツ語圏内でこう呼ばれる。
"Stadtbahn"(シュタットバーン:都市鉄道)あるいは"Schnellbahn"(シュネルバーン:高速鉄道)の省略形とされる。両者を併せた"Stadtschnellbahn"(シュタットシュネルバーン:都市高速鉄道)の省略形とも。
19世紀末に開業した、ベルリン市内を東西に貫く高架線(現在も使用)を"Stadtbahn"と呼んだのが「Sバーン」の発祥とされている。
国鉄(ドイツではドイツ鉄道または系列会社)や公社線による近郊電車で、都心部は地下鉄となる場合もある。
基本的に電車により高頻度での運転が為されており、昔の日本の国電とほぼ同様の存在である。ただし、必ずしも電車とは限らず、都市によっては、気動車や客車による場合もある。
自治体により運営される地下鉄等の市内交通はUバーンと呼ばれる。
多くの都市で、Sバーン・地下鉄・路面電車・バスなどの公共交通機関による「運輸連合」(あるいは「交通連合」)(Verkehrsverbund)が結成されており、1枚のキップによる共通乗車が可能となっている。
S-Bahnが走る都市