Overview 2022/23シーズンのオーストラリア競馬では74戦のG1が開催された。その勝ち馬の内訳はオーストラリア産馬が44勝、ニュージーランド産馬が21勝、イギリス産馬、アイルランド産馬とフランス産馬がそれぞれ3勝ずつであった。オーストラリアとニュージーランドの生産規模の差等を考えるとニュージーランド産馬のウェイトが極めて大きくなっていると言えるだろう。もちろんシーズン後半の一大イベントであるRoyal Randwick開催でニュージーランド産馬が勝ちまくったことが大きな要因となっている。 開催されるレース数の違いをあまり考えず雑に勝ったG1の距離で見ていくと、オーストラリア産馬は1…