IBM社が1996年5月に発表したThinkPad。
携帯性と使いやすさを両立させた
スーパー・スリム・ノート
同時期に発売されたThinkPad 535はB5サイズであったのに対し、
ThinkPad 560はA4サイズながら、重量1.9kgと、当時は軽量なコンピュータとして評判だった。
1996年に560、1997年に560Eと560X、1998年に560Zが登場。ThinkPad系列の中では長寿であった。
560,560EではグラフィックカードにTrident Cyber9382を採用していたが、
560X,560Zでは、NeoMagic MagicGraph128XDを採用している。
その他、CardBusやUSB対応など、同じ系列ながら随所に進化が見られる。
しかし、560E以前の機種とは、キーボード以外の部品に互換がない。
又、560ZにはThinkPad 600のキーボードが加工されて搭載されている。
560Zの後継には、MOMAに永久展示されているThinkPad 570が登場した。