IBM(現:Lenovo)が2001年10月24日に発表(同年11月2日出荷開始)したA4ファイルサイズのノートパソコン。
Windows XPの発売にあわせてi Seriesを統合するなど、“ThinkPad”シリーズのラインナップを一新した際に発表された。A30の下位機種で、位置付け的にはT20の廉価版だったA21eの後継機種になると思われる。
コストパフォーマンスを重視しており、発表当時のIBMダイレクトでの価格は159,800〜254,800円。PS/2ポート、ライン入力、内蔵マイク(マイク入力、ヘッドホン出力はある)は搭載されておらず、バッテリーもニッケル水素バッテリー(発表当時、最上位モデルの2656-6AJのみリチウムイオンバッテリー)で、PCカードスロットもType3×1(CardBus対応)だが、USB×2、パラレルポート、赤外線、10/100Mbps LAN、56kbpsモデム、アナログRGB出力に加え、IEEE1394(4ピン)、Sビデオ出力などパーソナルユースに便利な端子は一通り備えている。
本体左上がカットされたデザインで、テンキーなどを搭載可能な“ウルトラベイ・プラス”対応の“ウルトラベイ2000”を装備。下位モデルは24倍速CD-ROMだが、上位モデルはDVD&CD-R/RWドライブを装着済。さらに上位モデルには無線LAN(IEEE802.11b)も内蔵されている。尚、OSや付属ソフトウェアはHDD上にディスクイメージとして用意される。そのためリカバリCDは付属しない。
※ 2656-GJ2のように2656-40Jを基本モデルとしてHDDを15GBから20GBに増強した特定顧客様専用のモデルなどもある。