PostScriptフォントに対抗して、1989年にApple社が開発したフォントシステムおよびフォント形式。Microsoft社に技術供与され、Windows 95からはシステム標準のフォントシステムとして用いられている。その後、両社が独自に開発した部分もあり、MacのTrueTypeフォントとWindowsのTrueTypeフォントには互換性がなかったが、Mac OS X はWindowsのTrueTypeフォントも使えるようになっている。
TrueTypeフォントは「2次ベジェ曲線」という方式で作られている。アウトラインフォントシステムであるため、拡大・縮小してもジャギーが生じない。
印刷会社がTrueTypeフォントを所有していない場合が多く、「DTPで使えない」と言われる。日本語TrueTypeフォントの場合には、コピーして渡すことができないためである。アウトライン化して渡す、フォント情報を含んだPDFデータとして書き出す、といった対応が必要となる(参考:TrueTypeフォントは仕事に使えない? 1/4 | デックスフォント)。
拡張子は「.TTF」と「.TTC」の二種類である。
後継規格はOpenType。