さて、今日の記事ですが、アーセナルの監督と言えばヴェンゲル・・・ではなく、その1つ前の時代、アーセナル3度目の黄金期を築いたジョージ・グラハムについて書いていきます。 スコットランド人監督の就任 70年台後半から80年台前半にかけて、監督はテリー・ニール、そしてドン・ホーウィーと低迷期が続いていました。1980年にFA杯とヨーロッパカップウィナーズカップ決勝の両方で敗れたアーセナルはリアム・ブレイディ(→ユベントス)、フランク・ステイブルトン(→マンチェスターユナイテッド)といったスター選手を失い、一時代の終焉を迎えていました。 そんな苦しい状況で訪れた創立100周年の5月、1986年、アーセ…