web上で公開される青春文学誌。発行は上半期(5月20日)と下半期(11月20日)の年二回。
掲載される作品はすべて「青春」という共通のテーマを持っていること、ディスプレイでありながら文芸誌のように読むために、PDF版をダウンロードできるようになっていることなどの特色を持っている。
「青春」というジャンルはつかみどころのないものである。万人はそれを経験するが、誰一人、同じ経験をするものはいない。ゆえに「青春」というジャンルの範囲は広域に渡っている。小説に限定したもので言えば、決して若者が出てくるものだけが「青春」とは限らない。大人にも「青春」がある。ある時期が「青春」なのではない。
このようにはっきりと特定できないジャンル「青春」というものはとても意欲的な挑戦を行えるジャンルであるだろう。さらに万人にそれぞれの「青春観」というものがあるため、表現することが比較的容易である。容易であるにも関わらず、底を見せない深さもある。
Web雑誌「Children」は複数の創作者によって、その「青春」というジャンルを模索していこうという試みから生まれた。複数のアプローチによって大きな「青春」というジャンルを開拓するのだ。それに挑戦する場として私はweb雑誌「Children」を創ったのである。