匿名での内部告発をリークするサイト。具体的には、政府、企業、宗教などに関する機密情報を匿名で公開するウェブサイト。創始者のジュリアン・アサンジが代表を務める。
投稿者の匿名性を維持し、機密情報から投稿者が特定されないようにする努力がなされている。投稿された機密情報は暗号化され、複数サーバを経由することで発信元を隠蔽。文書の内容はマスコミなどの検証を経て公開される。個人からの寄付で運営されているとされ、サーバの一部は廃棄された核シェルター内にある。サイトの性質上、中国やタイでは検閲やアクセス規制がなされている。
沿革
- 2006年12月に準備を開始。一年以内に120万を超える機密文書をデータベース化した。
- 2010年11月にはアメリカの機密文書を大量に公開し問題となった。
- 2011年、ノーベル平和賞候補として、ノルウェーの国会議員によりノーベル賞委員会に推薦されている。
- 2011年、カード会社などが寄付金の決済を停止したことで資金が枯渇、活動の一時停止を発表(後に実質的に再開)。
- 2013年、カードでの寄付が一部再開。
代表的な告発例
- サラ・ペイリンのヤフーアカウントハッキング
- イラク戦争の民間人殺傷動画公開事件
- アフガン紛争関連資料公開事件
- イラク戦争の米軍機密文書公開事件
- アメリカ外交公電ウィキリークス流出事件
映画化
- 『The Fifth Estate』(2013年10月、ビル・コンドン監督)
- 暴露本である『ウィキリークスの内幕』(ダニエル・ドムシャイトベルク著)と『ウィキリークス アサンジの戦争』(デヴィッド・リー&ルーク・ハーディング著)が原作の映画*1。