1958年、ポーランド・クラクフ生まれ。スウェーデン・イェーテボリの州立音楽大学で作曲を、イェーテボリ大学音楽学科で現代音楽美学、チェルマー工科大学でコンピュータ音楽を学んだ。その後フランスに滞在した時にはIannis Xenakis、Olivier Messiaen、Pierre Boulez、Gerges Aperghisらと共に活動してきた。
アコースティックのみ、あるいはエレクトロニックとアコースティックを組み合わせた作曲活動を積極的に展開していて。オーケストラやオペラ、室内楽団向けなど数々の作品を手掛けており、スウェーデン、ポーランド、ドイツなど各国で演奏されたこともある。また、ATAU TANAKA等とのプロジェクトSENSOR BANDは東京のICCでも公演を行った。地理的、政治的、そして社会的な制約から離れ、放浪することが創作活動を行うにおいて必要であるという信念の元、ヨーロッパを出たKarkowskiはアメリカ、そして日本へと拠点を移している。伝統的なしきたりや、システム、方法論は彼にとっては壊さなければならないものであり、最新の作品ではエレクトロニックサウンドとアコースティックサウンドによって廃墟の風景を表現しようとしている。
現在東京在住で、世界各国を往復しつつ、国際的な活動を行っている。
http://www.myspace.com/ZbigniewKarkowski
Anthology of Noise & Electronic Music 3