災害後におこる心と体の変化/こころの健康を守るポイント/悩みの相談先 能登半島地震の発生以来、被災地では厳しい環境での生活が続く。家族の死、自宅の倒壊、長引く避難生活……。ストレスや不安から、心の不調を訴える人も増えてきた。心の傷を放置すると様々な精神疾患につながりかねず、持続可能な支援態勢が求められる。▼1面参照 ■「酒量増えた」「家族に暴力」明かした苦しみ 震度6強の地震や津波で住宅の4割が全壊し、103人の死亡が確認された石川県珠洲市では、いまも約1300人が避難所生活を続ける。 自らも建物の下敷きになった人や、津波から逃げる途中に近所の人を助けられなかった人もいる。それぞれが心の傷を抱…