イスラム派過激グループ。「イラクとレバントのイスラム国(Islamic State in Iraq and the Levant)」の略称であり、「イラクとシャームのイスラム国(Islamic State of Iraq and Syria)」か「イラクと大シリアのイスラム国(Islamic State in Iraq and al-Sham)」とも訳される。
2013年よりアルカイダや欧米などの過激派グループより約数千人が国を超えて集まり、独立して設立された。2014年6月現在、シリアとイラクを支配地域とし、油田地帯であるラッカなどを支配している。リーダーはアブー・ドゥア(Abu Bakr al-Baghdadi)であり、2011年にはアメリカ合衆国により特別指定グローバルテロリストに指定され、確保か死亡に多額の賞金をかけている*1。目的は中東の国境を書き換え、イスラム国家やイスラム法の過激な解釈によるカリフ制などの統治を望んでいる。