日産自動車が開発したコンセプトカー。
コンセプトカーとはいえ、市販までこぎつける計画は濃厚で、MID4-?という、MID4をさらに改良した2号機まで開発されていたほど。
MID4はVG30DE型V6-3000ccNAエンジンをリアミッドシップに横置きし、フルタイム4WDという駆動形式のスポーツカー。
ホンダのNSXよりも早くミッドシップスポーツの開発に取り組んでいた。
さらに改良型のMID4-?ではVG30DETT型V6-3000ccツインターボエンジンをリアミッドシップに縦置きにし、ビスカスカップリング4WDという駆動形式を採用。
これは当時、NSXはおろか、海外の自動車メーカーに引けを取らない完成されたミッドシップスポーツの1つともされていた。
外観のデザインもさらに先進的なものへと改められ、内装のデザインもZ32フェアレディZやR32スカイラインに通じる意匠としていた。
しかし日産自動車は16年ぶりに復活するスカイラインGT-Rの開発に着手、販売。
結局MID4が市販されることはなかった。