■美濃隆章(G)柏倉隆史(D)渡辺誠(VO.G)北川裕規(B)からなる4人組バンド。リズムがやばい。ダルなリズムでやってる白人は、耳かっぽじって聴け。
■その泣きのメロディー/英詞と、ひょろっとのどから振り絞るボーカル、また鉄壁のドラム/ベースのリズム(四つ打ちを導入するロックバンドのリズムより、よっぽど革新的だ。何よりも気合いを感じる。)、そしてリフにこだわった厚みのあるギターリフがあわさると、尋常ではない情感が滲んでしまう。
■余談だが、B/G/Drが各々各自がリズムを引っ張ろうとするモチベーションは並々ならぬものがあり、一方ハクチ的なまでにメルヘンの世界で彷徨うVoは、結果として、白人のロックの音への批評になっているのが興味深い。白人の情けなさが否応なく漂いつつ、鉄壁のバックの音、いったい何なんだ。
■追記。意図的にこのアルバムのDrの音がライブな音でRecされている。この音は反則だ。凄くいいっていうことだが。