この記事は、 JPOUG Advent Calendar 2023 10日目の記事です。 9日目は 明治そして大正昭和平成令和 さんの記事『最新のSQL標準(SQL:2023)とFirebird/MySQL/PostgreSQL』でした。 はじめに リフレッシュ可能なPDBができること 結論 さわってみる 環境 構築 ソース側 クローン側DB 確認 リフレッシュについて 手動リフレッシュ 自動リフレッシュ スイッチオーバーについて 準備 まとめ リンクまとめ はじめに 23cの新機能ベースでブログを記載したいと思い、ネタ探ししていました。 マルチテナント初心者なのでリフレッシュ可能なPDBに興…
今回はOracleのAWRについて調査、検証しました。 AWR(Automatic Workload Repository:自動ワークロードリポジトリ)とはOracle 10gから登場した機能で、データベースの統計情報とワークロード(処理の負荷)情報をスナップショットとして定期的(デフォルト60分間隔)に自動で収集、管理する機能です。データベースのCPU使用率やREDOログ生成量、実行SQLなどが収集されます。収集した情報は性能分析やチューニング、障害発生時の原因調査などに使用できます。AWRを使用する場合、Enterprise EditionのOracle Diagnostics Packラ…
前回に続き、プラガブルデータベース(PDB)を使って繰り返しテストで使用できる様な環境の構築手順について、纏めてみました。 前回は構築準備として、テスト環境のベースとなるPDBの構築手順で終わっていたので、今回はテスト用に繰り返し利用できるPDBの構築部分を纏めています。
現在携わっている案件で、テスト環境のデータベース(Oracle Database)部分を設計することになり、プラガブルデータベース(PDB)を使って繰り返しテストで使用できる様な構成を検討した際に、OCI環境を使って構築手順を試したので、その結果を纏めてみました。
前回に続き、Oracle Database19cと23cの隠しパラメータを比較した結果のうち、23cで新規に登場した隠しパラメータについての纏め。新規登場のパラメータ数が1388個と非常に多いため、4回に分けて記載することとし、今回は_a~_fで始まる隠しパラメータを記載する。※19cとの比較による新規隠しパラメータの抽出であるため、20c,21cで新規登場したものも23cでの新規として記載する。隠しパラメータ数が多いため、PCでの閲覧推奨。
今回はOracleの実行計画のSPMについて調査、検証しました。 SPM(SQL Plan Management:SQL計画管理)とはOracle 11gから登場した機能で、SQLごとに実行計画を固定化したり、統計情報の変化によって新たに生成された最適な実行計画を候補として登録したりなど実行計画を管理します。オプティマイザが最適と判断した実行計画が登録されており、SQLのパフォーマンスに応じて使用する実行計画を制御できるメリットがあります。なお、類似の機能としてプラン・スタビリティという機能がありますが、こちらは実行計画を固定化する機能で、11gから非推奨となりました。 【補足】SQL管理ベー…
前回に続き、Oracle Database19cと23cの隠しパラメータを比較した結果の纏め。今回はデフォルト値や設定範囲(ALTER SESSION/SYSTEM可否)、名称変更されたと思われる隠しパラメータを記載する。 ※文字数が多いためPCでの閲覧を推奨
www.itmedia.co.jp ⇧ amaizing... Oracle Database のユーザー(スキーマ)と表領域の関係は? とりあえず、 ts0818.hatenablog.com ⇧ 上記の記事で、「WSL 2(Windows SubSystem for Linux 2)」の「Oracle Linux 8.7」に「Oracle Database 23c(Free-Developer Release)」をインストールして、データベースに接続するところまでできたので、「ユーザー(スキーマ)」を追加していこうと思うのですが、公式のドキュメントによりますと、 docs.oracle.c…