マルロ・モーガンの小説。
本書はオー ストラリアの砂漠に住む<真実の人>というアボリジニの部族との四ヶ月にわたる旅を通して、著者が叡智と使命を授かったという実体験を記したものとしてアメリカではベストセラーとなり、特にニューエイジの読者に広く受け入れた作品。
後に、アボリジニの団体が舞台となった地域を訪れ調査したところ、そのような事実はないと判断、著者に抗議した。著者はアボリジニ団体に対しフィクションであったことを認め、謝罪、作品にも新たなあとがきがつけ加えられた。