スティーブ・ジョブズ@20140306103535

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アップル社創設者の1人であり、ピクサー・アニメーション・スタジオの創設者。元アップル(Apple)社CEO。
1955年2月24日生まれ、2011年10月5日没。
*略歴
1976年、アップルコンピュータ(現アップル)を設立。1981年に解任され、1985年に退社。同年[[NeXT]]を設立し、1986年にピクサー(Pixar)CEOに就任。1996年、アップルコンピュータが[[NeXT]]を買収したことにより、再びアップルコンピュータへ。2000年に再びCEOに就任し、iPod、iTunes、Mac OS X、iPhone、MacBook Air、iPadなどの製品をヒットさせた。

2011年8月24日、体調不良を理由に、自らCEOを辞任すると発表。

2011年10月5日、Appleがジョブズの死去を発表した(享年56)。
死亡証明書によると、カリフォルニア州パロアルトの自宅で、現地時間5日午後3時頃に妻と親族に看取られ、息を引き取った。直接の死因は、「転移性のすい臓の腫瘍」による「呼吸停止」と記されている。

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結果的に、2011年6月のWWDCにおけるキーノートが、ジョブズの最後のプレゼンテーションとなった。


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*人物像概観
『おおぼら吹き』『詐欺師』とも異名をとるカリスマ経営者で(iPodの成功以降、「おおぼら吹き」「詐欺師」の異名を聞く機会はめっきり減ったように思われる)、「現実歪曲フィールド」を発生させる能力を持つ。いちじるしくバランスの欠けたアクの強い性格で知られており、自己中心的自己顕示欲、反骨精神、大胆な行動力、卓越した話術、そして鋭いビジネスの嗅覚を合わせもっている。

ジョブズを知る人物は彼を徹底的に嫌うか崇拝するかのどちらかだと言う。人物としての極端さは、自分が中心となって創始したApple社を、よりによって自らがスカウトした人物の手によって追放されてしまうという遍歴にもあらわれている。その後人間が丸くなったとも言われるが、Apple復帰直後の情け容赦ないリストラに衰えることのない強靭な信念と行動力を見た者は少なくないだろう。その様子を「馬鹿殿の御乱心」と批判したMacユーザーも少なからずいたほどである。しかし、当時倒産・買収まで囁かれていたAppleをiMacやiPodなどで立て直した手腕が非凡であったことに異論を挟む余地は少ないだろう。
一時、ジョブズをアメリカ大統領にしようとする動きがあったが、本人は家族を政治の圧力から守るべく断ったという。

*生い立ち
1955年、大学院生だった未婚の母の元、カルフォルニアで生まれたジョブズは、生まれてすぐ労働者階級の夫婦のもとに養子にやられる。リード大学に進学するが、経済的問題もあり、半年で中退する。しかしその後しばらくは好きな授業を聴講していたらしい。この時受けたカリグラフィの授業は、後のMacのフォントへのこだわりに繋がったらしい。またヒッピー文化に染まっていたこともよく知られている。ジョブズはATARIにしばらく勤めたあと、スティーブ・ウォズニアックなどとともに自宅ガレージにApple Computer社を創始する。Apple創始の経緯はAppleの項目を参照されたい。

*Apple追放、その後
1984年はMacintoshデビューの記念すべき年。ジョブズはその翌年にAppleを追放され、[[NeXT]]社を創設。その技術は高く評価されたが、最終的にはビジネスとして大失敗に終わった。ジョブズの口車に乗って投資した人、企業も多く、『おおぼら吹き』『詐欺師』の悪名は最高潮となった。

一方、1986年、ルーカスフィルムの特殊効果部門を買いとり、ひっそりとPixar社を創設した。ジョブズはこの会社に関しては現場にまったく口を出さないらしく、そのせいか、Pixarは特に95年以降、CGアニメーションスタジオとして順風満帆すぎる成長をとげた。

*Apple復帰〜2001年ごろ(iMac、Mac OS Xなど)
1996年、[[NeXT]]社は、当時どん底の赤字経営だったApple社に買収され、翌年、ジョブズは暫定CEO(2000年から正式なCEO)として古巣Appleに返り咲くことになる。Appleに復帰後、ジョブズは開発部門の徹底的リストラを行ない、互換機路線をシャットダウンして多くの人の怒りを買った。しかし1998年のiMac投入により、Appleの黒字転換に成功。この間、旧OSであるMac OS 9を葬り去り、[[NeXT]]ワークステーションのOSだった[[NeXT]]STEPの子孫である現在のMac OS Xに移行させる。

この(ジョブズ一流の強引な)移行もMacユーザの間で激しい物議をかもしだした。従来のMac OSの特徴であったファインダのデスクトップ・メタファを軽視して、主眼をリスト式のディレクトリ・ブラウジングにシフトした点は旧OS支持者から特に批判される一方、扱うファイル数の増加したことにともなう現実的な方向転換だと評価する向きもあった。また、2002年のWWDCにおける基調講演においてジョブズはOS 9を棺桶に入れるパフォーマンスを演じ、旧OS信者を激怒させた。

一方でOS Xはその堅牢性や美しいビジュアル(これについては「華美すぎる」「フォントが見にくい」などの批判もある)、比較的敷居の低い開発環境、UNIX互換OSとしての利点(Perl、phpなどを標準装備していること、TeXなど定番オープンソースソフトウェアとの親和性が高いことなど)、プリエンティブマルチタスクの恩恵などを積極的に評価するMacユーザもおり、長期的視点からの評価が待たれる。

*2001年ごろ〜2011年(iPod、癌手術、Intel採用、iPhone、CEO辞職)
ハードウェアに話を戻すと、いわゆる「キャンディーカラー」の初期iMacが飽きられるとAppleの業績も再び下降線をたどった。そんな中、2001年10月には携帯音楽プレーヤーのiPodを発表。「画期的な新製品」と自信たっぷりのジョブズだったが、当時携帯mp3プレイヤーはすでに多く存在しており、またいずれも売れていなかったという状況があったうえに、$399というiPodの価格が$200の小容量フラッシュメモリプレイヤーが中心だった当時のマーケットからするといかにも高価であるように思われ、大方の反応はひややかであった。

しかし、2002年7月にWindows対応iPodを発表、2003年4月に音楽配信サービスiTunes Music Storeを米国で開始、同年10月にiTunesがWindows対応するにいたり、iPodは急速に支持を集めるようになり、特に米国において携帯HDD/メモリ音楽プレイヤーの代名詞とされるまでに成長した。iPodのクロスプラットフォームでの成功が、人一倍独自路線にこだわるジョブズの戦略に変化をもたらすのかもたらさないのか、注目される。

2004年、ジョブズは膵臓癌を告知され、初めて「死」と直接に向き合う。幸い手術で治療可能な種類のものと分かり、摘出手術に成功する。

2005年6月6日のWWDC 2005基調講演において、MacにIntelのCPUを採用することを発表([[Mactel]](Macintel)誕生)。Apple自ら進んでIntelのチップをこきおろすCMを打っていた時期があったこともあることを考えあわせると、この「和解」は一つの大きな転換であると言えるかもしれない。古くからのMacファンの中には、この決定をWintel陣営への白旗と解釈して嘆く者もいたが、MotorolaのPPC G4に続き、IBMのPPC G5の開発も思惑通りに進展しなかったことを受けての現実的な選択であると評価する向きも少なくなかった。

同年8月4日、ジョブズは「Apple Special Event」のために来日、長らく待たれていたiTunes Music Storeの日本での開始を発表する。わざわざ来日したという事実にジョブズの音楽事業への意気ごみが伺える。同年9月7日、米国のプレスイベントにて、2GBと4GBという大容量フラッシュメモリプレイヤー、iPod nanoを発表。その薄い筐体と$199、$249という当時としては破格の低価格に「音楽のApple」の勢いを感じた者は少なくなかった。

その後、iPodとiTunes、Mac OS X、iPhone、MacBook Air、iPadなど、矢継ぎ早に多くの製品をリリースし、ヒットさせる。だが2011年1月、病気を理由に休職。その後もCEO職は続けたが、2011年8月、CEO職を辞任すると発表した。

2011年10月5日、Appleがジョブズの死去を発表した(享年56)。


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*関連
-スティーブ・ウォズニアック
-[[ジョン・スカリー]]
-[[NeXT]]社
-[[Pixar]]社

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