らくだ・こぶに@20080602114206

谷川雁の別ペンネームの一つ((「谷川雁」も筆名である))で、主に、ラボ教育センター在籍(1967年〜1979年)時の仕事に使われた((「十代の会」の機関誌「十代」初期で使用例がある))ものである。

らくだ・こぶに名義での仕事は主にラボ・ライブラリーの作成であり、各国の伝承・童話の再話・翻訳や創作童話の執筆にあたった((初期のライブラリーには無署名の作品もある))。谷川のラボ(旧テック)在籍時は一般に彼が筑豊の大正炭坑での闘争の終結の後に上京し「沈黙」していたと理解されている時期にあたる。

谷川はラボ・ライブラリー『国生み』の発刊によって起きたラボ内部の混乱を契機として彼を支持するテューター((ラボにおいて指導者はテューターと呼称される))・事務局員らとともにラボを離れることになる((このときラボ(テック)創業者の榊原陽も支持者とともにラボを離脱し、ヒッポ・ファミリークラブを結成する))。その後、彼はともにラボを離脱した支持者とともに「十代の会」(のち「ものがたり文化の会」)の運動を立ち上げてラボの[[テーマ活動]]の継承・深化という課題に取り組む。その取り組みはやがて宮沢賢治の童話をテーマとした『人体交響劇』という成果に結実する。

* 「らくだ・こぶに」の著作
- [創作童話]
-- らくだ・こぶに/さが・のぼる 1973.4 『こつばめチュチュ』 ラボ教育センター 
--- 「こつばめチュチュ」「かいだんこぞう」「みるなのはなざしき」「ポワンホワンけのくもたち」の四話収録   
-- らくだ・こぶに 1975.11 「うみがたずねてきた」 『三本柱』 ラボ教育センター

- [再話・翻訳]    
-- らくだ・こぶに/A.Booth/C.W.Nichol(再話・英語) 1976.7 『アリ・ババ』 ラボ教育センター(画:[[中西夏之]]/[[高松次郎]]/[[赤瀬川原平]]/[[ウラディミール・タマリ]]、音楽:[[佐藤允彦]]/[[間宮芳生]])  
--- 「長ぐつをはいたネコ」「グリーシュ」「きてれつ六勇士」「アリ・ババと40人の盗賊」
-- らくだ・こぶに 1977.1 『わんぱく大将トム・ソーヤ』 ラボ教育センター(画:[[高松次郎]]) 
-- らくだ・こぶに 1978.6 『ひとうちななつ』 ラボ教育センター(英文:R・マシューズ、画:野見山暁治、音楽:[[間宮芳生]]、[[荻久保和明]]、[[野平一郎]]) 
--- 「かえると金のまり」「ひとうちななつ」「おおかみと七ひきのこやぎ」「ホッレおばさん」の四話収録
-- らくだ・こぶに 1979.12 『国生み』ラボ教育センター(英文:[[C・W・ニコル]]、画:[[高松次郎]]、音楽:[[間宮芳生]])
--- 「国生み」「スサノオ」「オオクニヌシ」「わだつみのいろこのみや」   

- [構成]
-- らくだ・こぶに 1977.7 「日本の祭り歌4曲・らぼっこばやし」 『歌のすきなことりになろう 2』ラボ教育センター

- [評論]
-- らくだ・こぶに 1980.02 「根の国の力 -少年少女との対話-」『根の国の力 -国生み発刊にあたって-』 葦牙購読者の会
--- のち、谷川雁名義の評論集『意識の海のものがたりへ』(1983, 日本エディタースクール)に収録
-- らくだ・こぶに 1981.11 『青の発見―「テーマ活動」ノォト1』 物語テープ出版
--- のち、谷川雁名義の評論集『意識の海のものがたりへ』(1983, 日本エディタースクール)に収録

 
*[関連サイト]
- ものがたり文化の会 → http://www3.big.or.jp/~monobun/
-- 人体交響劇(テーマ活動) → http://www3.big.or.jp/~monobun/shokai/jintaikokyo/jinatai.htm

- ラボ教育センター ラボ・パーティへようこそ! http://www.labo-party.jp/index.php
-- ラボ・パーティとは? 「テーマ活動」 → http://www.labo-party.jp/page01_04.html
-- ラボ・ライブラリー一覧 → http://www.labo-party.jp/page02_01c.html
--- 一部は市販されている → http://www.labo-shuppan.jp/