ジョン・エリオット・ガーディナー。指揮者。 John Eliot Gardiner
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Cosi Fan Tutte [DVD] [Import]
Debussy: Pelleas et Melisande / Alliot-Lugaz, Le Roux, van Dam, Soyer, Gardiner [DVD] [Import]
Orphee Et Eurydice [DVD] [Import]
Les Troyens [DVD] [Import]
有栖川旧邸の南側にあるのが聖アグネス教会で、日本聖公会京都教区のカテドラルであり、平安女学院の礼拝堂でもある。いかにも荘厳な西洋風な教会建築は、烏丸通を挟んだ和の京都御所(御苑のことを市民はこう呼んでいる)との対比が美しく、昔から市民に親しまれている。 この前を数えきれないぐらい通っているが、中に入ったのは初めてである。 設計者のガーディナーは宣教師で、円山公園にある長楽館の設計者でもある。 多数のステンドグラスに飾られているが、これも彼のデザインであるらしい。 近くにあるヴォーリス建築の大丸ビラと似ているようだが、ガーディナーという名は初めて知った。 井戸(活水と読める)にカエルの石像がある…
しばらく聴いていなかった音源を。箸休め的に選んだ曲ではありますが、良い意味でのそれになってくれましたね。LSOは軽やかな演奏が得意だという印象で、メンデルスゾーンにふさわしい軽やかさを明るさを堪能した次第。今晩はもう少しだけクラシック音楽を聴く予定。あくまでも予定。
「春に三日の晴れ間無し」とは言え、今年の春は随分雨の多い春のような気がしますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか? こんにちは、オジサンです。 町のあちこちで春の花を見掛けるようになり、朝起きた時の身体も随分楽になりました。しかし冒頭にも書いた通り、今年の春は何だか雨が多いような気がして仕方有りません。ここ数日は黄砂の飛来も重なり「春霞+雨雲」みたいでどうにもスッキリしません。 何だか変だよ日本 オジサンは余り社会派の話題は好きでは無いのですが、先日TVの情報番組を見ていて「何だかなぁ」と思った事が有りましたので、今日は少しだけその話しを先に書いておきたいと思います。これから書く事には「そんな…
スイス:ルツェルンの「瀕死のライオン像」 どんどん過激になる革命 国王一家が変装して国から逃亡するという、前代未聞のヴァレンヌ事件は、王の運命を決めただけでなく、歴史の画期となりました。 この事件がなければ、フランスは今でも王国だったかもしれません。 EU体制となった今でも、ヨーロッパには数多くの王国があります。 英国(EUから出てしまいましたが)、オランダ、ベルギー、スペイン、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー。 小さい君主国、ルクセンブルク、モナコ、リヒテンシュタインもあります。 この逃亡事件で信を失ったのは王家だけでありません。 国民議会を構成していた貴族や裕福な市民は、王権に制限をか…
【本当に原爆投下の民間人大虐殺は仕方なかったのか?】米国の代わりに原爆を正当化するメディア「GHQのマインドセット」に陥るマスコミ~眼に見えない日本の思想と文化の残滅戦『占領軍の検閲と閉された言語空間』~ ■日本人の7人に1人が「原爆投下は仕方ない」と答えてしまう根本原因 公文書が示すGHQが仕掛けた心理戦 PRESIDENT Online 2020/08/08 有馬哲夫 https://president.jp/articles/-/37792 ~~~ なぜ日本人が「原爆」を「平和」と言い替えるのか。 早稲田大学社会科学総合学術院の有馬哲夫教授は「戦争は8月15日に終わったわけではない。 ア…
「ヴァレンヌ事件」パリに連れ戻されるルイ16世一家 王妃の密かな決意とは 1789年10月5日に起こった「ヴェルサイユ行進」で、パリに連れてこられたフランス国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネット一家。 かつて絶対王権を奮った太陽王ルイ14世の居城、華麗なるヴェルサイユ宮殿から、パリ市内の旧王宮、蜘蛛の巣の張ったチュイルリー宮殿に、国王が民衆によって「拉致監禁」されたのは、フランス始まって以来の大事件でした。 誇り高いハプスブルク家の出身、マリー・アントワネットにとって、これは耐え難い屈辱でした。 これまで、母帝、兄帝や忠臣たちの忠告もきかず、やりたい放題で、放蕩三昧、贅沢三昧だった彼女は、…
フランス人権宣言(ジャン=ジャック・フランソワ・ル・バルビエ画) 人類が到達した、偉大なる宣言 1789年7月14日。 パリ市民が、絶対王政の圧政の象徴であったバスティーユ監獄を陥落させ、フランス革命の火ぶたが切って落とされました。 7月14日は、フランス共和国の建国記念日であり、「パリ祭」として今でも祝われています。 ただ、バスティーユ襲撃は、まだ法的な意義、評価がされない間は単なる反乱、暴動であり、パリの争乱はフランス各地に広がってゆきました。 地方の農民や都市民が在地の第一、第二身分を襲うという、無秩序なパニック状態となってしまいました。 「大恐怖」といわれています。 立憲国民議会はこの…
バスティーユ襲撃(ジャン=ピエール・ウーエル画) 財政破綻しても、免税の人々 第三身分に乗っかる第一、第二身分 いよいよ、世界史上の一大画期、「フランス大革命」の足音が迫ってきます。 世界史の教科書と同じ話になってしまいますが、当時のフランス絶対王政は、のちに旧制度(アンシャンレジーム)と呼ばれます。 中世以来のフランスは、第一身分(聖職者)、第ニ身分(貴族)、第三身分(平民)にはっきり分かれた「身分制社会」でした。 そして、第一、第二身分は免税特権を持っています。 18世紀後半、フランス王国は財政破綻に瀕していました。 革命直前の1788年には、国の負債は利子の返済だけで歳出の半分に達してい…
「首飾り事件」の首飾りのデザイン画 「首飾り事件」の発覚 1785年夏、王妃マリー・アントワネットは、ボーマルシェ作の喜劇『セビリアの理髪師』を、プチ・トリアノン宮殿の自分専用の劇場で、自ら上演するのに夢中になっていました。 ベルタン嬢にコスチュームを作らせ、コメディ・フランセーズの演出家を呼んで、演技指導を受け、稽古に励んでいました。 ところがある日、首席侍女のカンパン夫人が稽古に遅刻してきました。 どうしたの、と問うと、トラブル発生です、という報告。 出入りのユダヤ人宝石商人ベーマーがやって来て、『王妃が分割払いで購入した非常に高価なダイヤモンドの首飾りの支払いがないので、このままでは破産…
こんにちは。 原題は「PRIDE & PREJUDICE 」ジェイン・オースティンの小説を映画化したもので「パイレーツオブカリビアン」シリーズに出演しているキーラ・ナイトレイが主演をつとめました。 キーラ・ナイトレイはこの映画で第78回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされているんですよ。 DANISH HEART MINI18世紀のイギリスの田園風景をバックに5人の姉妹の婿探しの物語です。 1シーン1シーンがまるで印象派の油彩から切り取られたような風景画を見ているような気分になります。当時のイギリスでは女性には相続権が与えられていませんでした。 日本でも長男が家を継ぐ、家業を継ぎ、次男三男は…
『セビリアの理髪師』の一場面 「フィガロ三部作」の第一作 1772年、ボーマルシェは、かつて妹の名誉を救うために滞在し、元婚約者と裁判で闘った地、スペインでの体験をもとに、オペラ・コミック『セビリアの理髪師 または無益の用心』を書きました。 これがイタリア劇団から上演を断られたあと、喜劇として作り直し、コメディ・フランセーズに持ち込みました。 いったん上演が決まったものの、ボーマルシェはショーヌ公爵やグズマン判事との係争を抱え、当局からトラブルメーカーと目されて上演は禁止。 その後、王の密使としての仕事が忙しく、この作品は放っておかれましたが、1775年にようやく初演ができました。 なかなか上…
ヨークタウンの戦いでフランス軍(左)、アメリカ軍(右)に降伏する英国コーンウォリス将軍 風雲急を告げる新大陸 王や王妃のスキャンダル暴露防止のため、王の密使となって度々英国に乗り込んで活動したボーマルシェ。 彼が次にのめり込んだのは、なんとアメリカ独立の支援でした。 『セビリアの理髪師』『フィガロの結婚』の作者が、ここまで歴史に食い込んでいたとはあまり知られていないでしょう。 当時、フランスは七年戦争で英国に負け、特にアメリカ新大陸の植民地をかなり英国に奪われてしまいました。 また、ドーバー海峡に面したフランス領、ダンケルク要塞の破却も、パリ講和条約で決められ、さらに英国監視官の常駐まで認めさ…
【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ 【08映画缶】 間もなく開演です!! No.1008 【メン・イン・ブラック2】(2002年作品) 今回はチラシとパンフレットです。 《解説》 ノリで地球を守った2人 あのKとJが帰って来る MIBとは―― 宇宙からの地球移住が始まって約35年。この地球上にはすでに大勢の宇宙人が人間に化けて生活を送っている。中には著名な政治家や俳優として活躍する者もいるほどだ。このショッキングな事実を一般から隠し一方では移住してきた宇宙人の行動を監視し地球…いや宇宙規模にもなりかねないトラブルを解決するのがMIBの仕事。CIAやFBIよりも巨大…
ボーマルシェ 国王最後の愛人のスキャンダル グズマン判事と自分との裁判について、そのいきさつや経過を逐一出版して、世論を味方につけたボーマルシェ。 結果、パリ高等法院で勝訴を勝ち取ります。 そして一躍、ジャーナリストのような有名人となります。 そんなボーマルシェに、なんと国王ルイ15世から密命が下ります。 王は、出版という危険な手段で世論を操作するボーマルシェに危険を感じていましたが、逆にその力を利用しようと考えたのです。 すでに晩年となっていたルイ15世は、デュ・バリー夫人を最後の愛妾にしていましたが、ロンドンに亡命したモランドというフランス人が、ふたりのスキャンダルを書いた文書を出版する、…
www.youtube.com コースは ridewithgps.com 大谷川河川敷駐車場をスタート 東照宮に向かいます。 神橋に着きました。 「神橋」は、二荒山(男体山)をご神体としてまつる二荒山神社の建造物で、日光山内の入り口にかかる木造朱塗りの美しい橋です。 雪景色の神橋も良い感じです。 神橋は奈良時代の末に勝道上人が日光山を開く際、大谷川の急流に行く手を阻まれ神仏に加護を求めたところ、深沙王(じんじゃおう)が現れ2匹の蛇を放ち、その背から山菅(やますげ)が生えて橋になったという伝説を持つ神聖な橋です。別名、山菅橋や山菅の蛇橋(じゃばし)とも呼ばれています。 現在のような朱塗りの橋にな…
ボーマルシェ 宮廷の寵児に、嫌がらせの数々 時計職人から、一気に国王の姫君たちのお気に入りにまでなった、カロン・ド・ボーマルシェ。 そんな宮廷の寵児には、廷臣たちの嫉妬や陰謀、陰口が待っていました。 ある貴族は、ボーマルシェに恥をかかせようとして、自分の懐中時計が壊れたから、直してくれたまえ、と満座で迫ります。 お前はしょせん職人上がりではないか、というわけです。 ボーマルシェは、自分不器用ですから、と辞退しますが、貴族はここぞとばかりに強要します。 すると、彼はわざと手から時計を落とし、高価な時計は床で壊れてバラバラに。 「ほらご覧なさい、自分は不器用だからと申したではござらぬか」と、呆然と…