フランスにおける保革共存政権のこと。 フランス第五共和国(第五共和制)は大統領に「首相の任命」を含む強大な権限を与えているが、一方で議院内閣制のような「議会によって不信任される内閣」も制度に組み込まれている。
よって、大統領の与党が議会内少数派である場合、「いつ不信任されるか分からない不安定な内閣」を抱えての政権運営を避け、あえて多数党(野党)の党首を首相に指名するということが行われることがある。これをコアビタシオンと呼び、ミッテラン政権下で2回、現シラク政権下で1度発生している。