(以下の記事は、当ブログの1つ前の記事「『八月の御所グラウンド』万城目学著」執筆者である関根さんが、講師の豊崎由美さんのリクエストに応え、前月提出書評を3000字にブラッシュアップして再提出した書評です。なお、ここに登場する「捜索隊」が初登場する書評「【作家紹介シリーズ】高瀬隼子」もあわせてお楽しみ下さい。(編集)) 隊長:作家の作品世界に分け入る、我ら捜索隊もこれで3回目の結成*1です。みなさん積極的なのは大いに結構なのですが、え~、ライバル心だとかはですね、ちょっと抑えてもらってですね、今回は仲良くやっていただきたいなと思います。 隊員1・2・4:(し~ん) 隊員3:はい、もちろんです。 …