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シマリス

(動植物)
しまりす

哺乳綱げっ歯目リス科(リス亜科)シマリス属に属する動物の総称。英語では Chipmunk という。


シマリス属ではおよそ25の種が知られているが、ほとんどはアメリカに生息しており、ユーラシア大陸北部に多く生息する種は、シベリアシマリス(Tamias sibiricus)として一つにまとめられている。シベリアシマリスのうち、日本では北海道にのみ野生種のエゾシマリスが生息するがこれは保護対象であり、現在日本でペットとして飼われているシマリスは朝鮮半島および中国から輸入されたものである。(従って本州以南には野生のシマリスは生息していないはずである)


体長20〜25センチ(うち半分が尾)、体重100グラム前後と、リスとしては小型である。尾はふさふさした長い毛に覆われており、背中から尾にかけて縦縞模様が通っているのが特徴である。また採集した食物を入れるための頬袋を持つ。


野生下では主に樹上で生活し、それに適した長い指と爪を持つが、多くは地中にトンネルを掘って巣とする。リス特有の種子を地中に埋める行動も見られる。行動半径は100メートルに及ぶが、特になわばりのようなものは有しない。
雑食であり、主として種子、穀物、木の実、果実を食するが、昆虫や鳥の卵などを食べることもある。


繁殖期は春であり、通常4月〜5月上旬に交尾、1ヶ月弱の妊娠期間を経て出産にいたる。つがいは作らず、メスは単独で子育てを行う。
哺乳類としては珍しく冬眠を行う。環境によるがその期間は平均半年に及ぶ(リス科の中でもシマリス属だけの特徴である)。そのため秋には巣に貯食を行う。
飼育下での寿命は5〜10年程度である。


野生下のシマリスも非常に人懐こく、また人の目に触れる機会も多いが、欧米、特に北アメリカ大陸の西側では、シマリスは狂犬病などの伝染病の保菌者として知られている。


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